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男女同権は女性を幸福にしない
 
 

男女同権は女性を幸福にしない [新書]

山下 悦子
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

現在、家族、学校、職場、社会の様々な場所で繰り広げられる男女の関係は大きく変化し、
いろいろな歪みや矛盾が目立ち始めている。「働く女性」にエールを送り、
ありとあらゆる法律で保護されてきたにもかかわらず、男女格差は温存されたまま、
女女格差は広がり、非正規雇用は増え、若い世代では結婚すらできにくくなり、
子供も産み育てにくい世の中となっている。

人々は「少子化」を軽く見ているが、いろいろな意味で社会に大きなマイナスの影響を
及ぼすことを自覚するべきだろう。男女同権を掲げ、労働市場に参画していくことに
重きを置く男女共同参画ではなく、次世代への責任として老若男女共生社会をめざす、
そのための少子化対策、家族政策、介護政策を急ぐべきだと思う。
男性よりも他社への「共感」能力に優れているという「女の脳」が
もっと活かされる社会になれば、女性はもちろん、すべての人たちが幸せになれるのでは
ないだろうか。(本文より抜粋)

内容(「BOOK」データベースより)

「男女共同参画社会」=「一億総働きバチ社会」の下では、女性は安心して子供を産めません。老若男女が真に共生できる社会への提言。

登録情報

  • 新書: 197ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2009/3/7)
  • ISBN-10: 4569706290
  • ISBN-13: 978-4569706290
  • 発売日: 2009/3/7
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 397,698位 (本のベストセラーを見る)
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23 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
よくぞ書いてくれた!と思う本が出た。このタイトルは、「男女同権」を今、一度、根源的な所から問い直そうとする、いわば矛盾多き現代社会への提起だと思う。常に本音で語る山下悦子という女性研究者だからこそできた快挙だろう。

すぐにセクハラ、女性差別呼ばわりされる男性には、このような勇気はない。この本では、均等法と同時に成立していた登録派遣法によって、女女格差が拡大される下地ができていたのであり、実は男女同権の美名の下にごく一部の女性のみが優遇される構造が、官僚主導の男女共同参画のもくろみだったことが明らかにされる。さらに世代間格差によって四十代の一部女性のみがおいしい部分を享受し、就職氷河期世代以降の二、三十代半ばまでの女性たちは、非正規雇用が増え、結婚もままならない、不安定な状況におかれている。ジェンダー論者たちによる主婦バッシングの内容も紹介されているが、子育て中の主婦に税金を払えだの、働けだのとすさまじい言葉があびさせられ、女性が女性を貶める様子がクローズアップされている。

一般女性も幸福ではないが、家族も自壊させられている現在、子供も老人も男性も幸福ではないということになる。経済指標や経済成長ばかりが強調され、賃金に換算される労働のみを評価し、とても大切な家族のための労働を無償だからとさげすむような男女共同参画社会はおかしい。老若男女共生社会へ価値観の転換をはかろうという山下さんの提言に心から賛同したい。
このレビューは参考になりましたか?
28 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By マキャベリ大将2号 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
まず驚いたのは男性の家事・育児参加時間は、
一日わずか30数分とか…そんなバカな…
どんな統計なんだろうか…?
我が家や同僚男性陣は3時間を軽く超えているけどな〜

男女平等の国アメリカでは男女の差異、特性を重視し、
『男女区別』が始まっているらしい。要検討事項ですよ!

途中、藤田勉著『安倍晋三の経済政策を読む』を紹介し、
「共働き夫婦の所得は高いと思われるので、
金銭的にも余裕があるから子供も多く産める」???
という解説に対して、
『的外れである!』という見解があったが、かなり同感です!

共働き育児はくたびれるので絶対に子供は減少しますよ…

『男女共同参画』は一部の上流階層のみ有効。
もし、家庭と仕事を両立させている女性がいるとしたら、
 ・育児休業が取りやすく
 ・利潤追求のために働かされない恵まれた職場
 ・公務員やそれに準ずる半官半民
 ・母親にすべて育児や家事を任せられる恵まれた環境
であるはずと書かれているが、こちらも同感…

また、著者世代で出世した女性の多くは
母親に家事育児を代替してもらっていたと書いてあったが、
こちらも成程である…

さらに、若い世代に『育児休業を!』と言うよりも
男性に『安定した雇用を!』と言った方が、
結婚促進対策に有効!というのも賛成。

後半では、秋葉原事件などの概要を例にして、
家族や親の役割大切さを訴えている。
殺伐とした世の中、パラサイトシングル、ニート、
セックスレス、少子化、介護、その他様々な問題が
すべて繋がっているように感じた。

この本は、決して男女差別の類ではなく、
日本の実情に関して、ひじょうに考えさせられる内容なので、
タイトルで引かずに是非ご一読を。

以上、久々に長くなりましてすみません。
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31 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
男女同権は女性を幸福にしない未婚の若い女性と子育て最中の主婦の方々に特にお勧めしたい本です。女性の社会進出なんてマスコミがあおるだけで、その内実は非正規雇用ばかり。作者が言うように一部のバブル世代の女たちが恩恵をこうむっただけで、20代、30代半ばまでの女たちには、所詮、縁のないはなしです。父親が総理大臣だと娘も息子もいい思いができるみたいだけど。世代間格差、格差はつくられたという認識は重要です。男女雇用機会均等法と派遣法の成立が同時だっただなんて。国家のやることは抜け目がない。主婦バッシングもすさまじいものがあった。庶民は利口にならなければ、幸福になれないと確信した。
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