裁判で争わずに相手の譲歩を引き出せればこれに勝る勝利はありません。また、立証できない(難しい)ことを前提にして勝算を立てても仕方がありません。現実にはこうした当たり前のことに、TVの法律相談や既存の法律解説書が十分気を配っているようには思えませんが、本書はちがいます!離婚や不倫、婚約不履行といった現実に起こりそうな諸々のケースについて、本人の立場に立ってどうするのが「最適な戦略」なのかについて、分かり易くスッキリと書かれています。
一貫した論理性とソフトな語り口、それに著者の優しさが高度なバランスで同居した良著です。著者はよほど頭のいい人なのでしょう。はじめてのご著書のようですが、早くも次作を期待したくなる出来映えです。