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男たちは北へ (ハヤカワ文庫JA)
 
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男たちは北へ (ハヤカワ文庫JA) (文庫)

風間 一輝 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

東京から青森まで―緑まぶしい五月の国道四号線を完全装備の自転車でツーリングする中年グラフィク・デザイナー、桐沢風太郎。ひょんなことから自衛隊の陰謀さわぎに巻き込まれ、特別隊に追跡されるはめになった。道中で出会ったヒッチハイクの家出少年、桐沢、自衛隊の尾形三佐―追う者と追われる者の対決、冒険とサスペンスをはらみつつ、男たちは北へ。男たちのロマンをさわやかに描く傑作ロード・ノヴェル。

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23 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 登場人物たちのその後がこんなに気になった小説は初めて, 2006/10/21
By I'll go to a place in the sun (神戸市東灘区) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
防衛庁に籍を置いたことがある私にとって、この話は現実味がある。
決して荒唐無稽ではない。私自身も、北海道はその気になれば独立できると信じていた頃があるから。
与太話はやめにして、本書である。サイクルロードものという先入観があったが、この作品はそんな単純なものではない。ロバート・B・パーカーの「初秋」的な部分もあり、もちろん謎解きもある、いろいろなものを内包したある意味総合芸術である。
それにしても、主要な登場人物のその後がこんなに気になるなんて、自分自身ちょっと驚いている。それにも増して驚きなのは、さっき読み終えたばかりなのに、今また地図を手元において読み出していることだ。
中年が読むもよし、高校生が読むもよし。ただし、断っておくが、これは紛れもなく男の小説だ。
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 サイクル ロード小説, 2005/6/15
たしか映画には、ロードムービーという「ジャンル」があったろう。この小説は、サイクルロード物である。
 読む前は、かなりの先入観があったが、決してチャチなものではなかった。手元に地図でも広げて置くのを勧める。ひとつ条件がある。自転車に乗るのが気持ち良いと思える読者なら、数倍楽しみが増す。

 荷物をつけた自転車をこいで埼玉から青森へ国道を走って行く。夜は、野宿もあるがたいていは、安いところを見つける。
 主人公は、今様の理想タイプではない。アル中でタバコも吸う。
時代は、青函トンネルの運用前である。新幹線も通る今とは、国道の込み具合も違うだろうと思う。
 道々の旨いもの、酒もさりげなく紹介される。なれた文章ではないと思うが、読みやすくスピード感もある。

 自分もこのルートの一部でもなぞって走りたいと思った。

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5 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 爽やかさとリリシズム, 2007/1/21
By 佳少爺 "Jia-(shao)-ye" (東京都目黒区) - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
 主人公の桐沢はグラフィック・デザイナー。典型的なアル中症状に悩む四十男です。そんな彼が、旧友が漏らしたある言葉に触発され、自転車で東京から青森を目指すべく、汗と乳酸にまみれながら国道4号線を一路北へと向かう旅に乗り出します。
 しかし、彼を待ち受けていたのは熱い陽射しや険しい坂道だけではありませんでした。ふとしたはずみで一部将校による陰謀を記した文書を手にした桐沢は、それとは知らずも、自衛隊の一部からも目を付けられ追い回されることとなります。
 ヒッチハイクで青森を目指す少年や、桐沢を監視しつつも彼に「男」としての共感を抱いてしまう自衛隊将校の尾形など、桐沢は、さまざまな人を巻き込みながら、かつて生き方を共にした旧友の面影を胸に、ひたすらにクランクを回して北を目指すのでした。
 酒と自転車をこよなく愛したグラフィック・デザイナー出身のハードボイルド作家・風間一輝は、平成11年の秋、惜しまれながら世を去りました。本書の主人公・桐沢は風間の分身であり、風間自身の思い入れとも相俟って、本書を彼の作品中の白眉とも言うべき位置に立たせています。全篇を通じて流れるリリシズムとピカレスク的な放縦を排した爽やかさが絶妙の塩梅でバランスしており、風間ならではの独特の味わいを醸しているように思います。
 特に自転車に興味のある向きには、是非ともおススメしたい一冊です。
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投稿日: 10か月前 投稿者: ゴー

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