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映画『照和 My Little Town / KAI BAND』
1970年11月、博多の中心街、天神に産声をあげたライブハウス“照和”。路上や公園で音楽を奏でていた地元の若者たちに とって、わずか10cmの高さしかないこのステージが、いつしか大きな憧れの場所となる。 以後、日本の音楽シーンを築いた 多くのアーティストを誕生させ、伝説の地として、その名を全国に轟かせることになった。1970年 博多/日本の音楽シーン に名を刻む、伝説のライブハウス“照和”が誕生。チューリップ、海援隊、KAI BAND、THE MODS、THE RCOKERS、長渕 剛・・・・。 今なお影響力を持つアーティストたちが、このステージから旅立っていった。
その “照和”を象徴するバンドのひとつ “KAI BAND” が、2010年4月9日から三日間に渡たり、自らの【原点】ともいうべきス テージでライブを行った。デビュー35周年を迎えた彼らの、プロとして初めて挑んだ原点回帰の瞬間であった。この歴史的 ライブを収録すべく、わずか60席しかない限られたライブスペースに8台ものカメラを駆使して、撮影が敢行された―。 本作 は、この貴重なライブ映像と舞台裏のメンバーの素顔、さらに千葉和臣(海援隊)、森山達也(THE MODS)、陣内孝則 (ザ・ ロッカーズ)ら “照和” 出身アーティストのインタビューを収録したライブ&キュメンタリー映画。監督は今もっとも注目される映像クリエーター、フカツマサカズ。
プロデューサー : 甲斐真樹 監督 : フカツマサカズ
ラインプロデューサー : 高山宏司 撮影 : 山田真也
アートディレクター : 半田淳也 スチール : 澁谷征司
製作:スタイルジャ ム、KAI OFFICE、ポプラ社 、JCM
製作協力:FACTORY1994 配給:stylejam Webプロデュース:fyto 2010/日本/カラー
出演:甲斐よしひろ、田中一郎、松藤英男(KAI BAND) 千葉和臣(海援隊)、森山達也(THE MODS)、陣内孝則(ザ・ロッカーズ)
語り:大森南朋
DVD 『照和 My Little Town KAI BAND』 6月2日発売
参考価格: ¥ 6,090 価格: ¥ 4,690 映画『照和 My Little Town / KAI BAND』によせて
【千葉和臣】
「甲斐バンドは武道館を何度か観に行かせてもらってたんですけど、今日は久しぶりに観て、しかもあんなに狭いところでやってるでしょ。でも、武道館に匹敵するような迫力で、僕はなんだか勇気をもらいましたね。海援隊はフォークですけど、僕はロックが好きだし、アコースティックでもロックはできるし、そう言う意味でも勇気をもらいました。見どころ? ウ〜ン、やっぱり森山だなあ。森山のピンクのジャケッットを観てあげてください(笑)」
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DVD-BOX『36年目 ~ The Premium 35years Past ~』
かつて、“ロック・スター”は20代で死ぬものと考えられていた。あるいは、20代で死ぬべきだと考えられていた。ロック・ミュージックとは若者に特有の感覚によってこそ表現されるべきものというイメージ、敢えて言えば、幻想があったからだ。が、そうした考えが間違いであることは、例えばローリング・ストーンズやザ・フーの近年のライブ・パフォーマンスを見れば明らかだし、FUJI ROCK FES 2010のクライマックスを飾ったジョン・フォガティやロキシー・ミュージックのブライアン・フェリーを見た人なら年季を重ねて初めて表現され得るロック・ミュージックというものがあるということを実感したはずだ。
甲斐よしひろのDVD-BOX「36年目〜The Premium 35years Past〜」は、ロックという名前で呼ばれる“挑む精神”を35年にわたって燃やし続けてきた彼の“現在地”を伝えるライブ映像集である。ここで確認することができるのは、35年という時間をくぐり抜けてきた者だからこそ表現できる音楽的な包容力であり、35年という時間によっていっそう研ぎすまされた先鋭性であり、そうしたキャリアの蓄積の意味を共有し合えるバンドという共同体の奥深さだ。そして、6枚のディスクに収められた6つのステージそれぞれに見どころの多いこの映像集を見通してみれば、甲斐よしひろとはツアーごとに明確な切り口を掲げてオーディエンスの感性に切り込んでいき、その果ての新鮮なカタルシスにたどり着こうとする試みを真摯に、また執拗に繰り返してきたアーティストであることを思い知るだろうし、それだからこそこの濃密なボリュームを持った「36年目」という“現在地”に立つことができたんだということにも思い当たるだろう。
ところで、「36年目」という端的なタイトルが伝えるのは、“現在地”に立ち止まって35年を振り返る甲斐ではなく、その35年の蓄積から“次”のステップに足を踏み出した前傾姿勢の甲斐の姿だろう。言い換えれば、この映像集が伝えるのは偉大な過去の記憶なのではなく、様々なバンドとの化学反応から生まれる熱い衝動を記録した彼の現在であり、だからこそ未来の予感をはらんだものであるということだ。
甲斐よしひろのDVD-BOX「36年目〜The Premium 35years Past〜」は、35年にわたって日本のシーンをリードしてきた“ロック・スター”が36年目の今だからこそ表現し得る日本のロック・ミュージックの姿をすべてのロック・ファンに伝える注目の映像集だ。
「35 th」
35周年のアニバーサリー・ツアー“NEVER END”は、そのキャリアを振り返るのではなく「メロディアス」という切り口で再構成して“現在の甲斐”を浮かび上がらせている。ツアー前に発表された最新アルバムからのナンバーと、例えば1977年発表の「この夜にさよなら」のような曲たちが織り成すロック・ストーリーは、確かに終わらない=NEVER ENDと思わせるほどアグレッシブだ。
「IN Forum 2008」
甲斐バンド音楽のエッセンスを凝縮したようなセット・リストを、2008年型甲斐バンドとして演奏したステージの心躍る記録。おそらくはメンバーもまた甲斐バンドという存在の奥深さに心躍らせているようで、だからこその新鮮な興奮に満ちた演奏を展開している。そして、希代の名曲「100万$ナイト」にたどり着く、そのドラマティックな軌跡は何度も見ても飽きることがない。
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「安奈」レゲエバージョン
バイオグラフィー
日本のロック・シーンに伝説的グループとして足跡を残している甲斐バンド。74年に甲斐よしひろ(vo)、大森信和(g)、松藤英男(ds)、長岡和弘(b)の4人により、シングル「バス通り」でデビューした。76年、当時としては異例の300時間かけて録音された3rdアルバム『ガラスの動物園』を発表し、、歌謡曲的な手法を最大限ロック化させた楽曲に、恋愛〜失恋や多感な若者の心情を切々と歌う「甲斐ワールド」の融合に成功する。その後、SEIKOのCMソングとしてオン・エアされた「HERO/ヒーローになるときそれは今」や、「安奈」「漂泊者(アウトロー)」と立て続けにシングルヒットを記録。その存在は、洋楽志向の若者… 続きを読む 続きを読むためには、JavaScriptを有効にしてください。
日本のロック・シーンに伝説的グループとして足跡を残している甲斐バンド。74年に甲斐よしひろ(vo)、大森信和(g)、松藤英男(ds)、長岡和弘(b)の4人により、シングル「バス通り」でデビューした。76年、当時としては異例の300時間かけて録音された3rdアルバム『ガラスの動物園』を発表し、、歌謡曲的な手法を最大限ロック化させた楽曲に、恋愛〜失恋や多感な若者の心情を切々と歌う「甲斐ワールド」の融合に成功する。その後、SEIKOのCMソングとしてオン・エアされた「HERO/ヒーローになるときそれは今」や、「安奈」「漂泊者(アウトロー)」と立て続けにシングルヒットを記録。その存在は、洋楽志向の若者たちも魅了した。以降、甲斐の描くテーマは、男の孤高のロマンティシズムやハードボイルド的なものへと変化し、サウンドもよりロック色を強めていった。また、70年代には年間100本を越すライヴを毎年のように敢行し、純然たるライヴ・バンドとして名声を確立している。当時のパフォーマンスの充実は、『100万ドルナイト』や『流民の歌』といったライヴ・アルバムに集約されているが、それはテレビ出演などのコマーシャリズムを避け、常にライヴを中心においた結果のあらわれといえる。 84年には元ARBの田中一郎(g)が正式加入し、ギター・ワークの構成力を押し進めたが、86年3月、パーティの席上にて大森の「耳の不調」を理由に、解散を発表。日本武道館5日連続公演を最後に、「バンドは消えても曲は残る」という名ゼリフを残してその活動に幕を下ろした(正式には29日の黒澤フィルムスタジオがラスト・コンサート)。 しかし、96年に期間限定というかたちで復活。そしていよいよ01年に15年ぶりのニュー・アルバム『夏の轍』を発表――本格的再始動を果たした。
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