二時間でいまがわかる!!というシリーズの一冊だったためストップウォッチを片手に読み始めましたが、ざっくり三時間掛かってしました(笑)そんな、経済本ルーキーの書いた書評ですので肩の力を抜いて、怒らずに聞いて下さい。
本書は、大激論の末に何か明確な指標が提示されるかの様な題名ですが、残念ながらそんなに激しい討論は交わしていない様に思います。むしろ、意外に共通点の多いことに驚いてしまいました。大激論は交わされていないものの、注目する表現は多々あります。
“日本経済は「アイスクリームの天ぷら」だ!”
日本は、輸出産業が景気を牽引してきた。しかし、内側の産業(農業)は、ひたすらに保護されてきており競争力なんてあったもんじゃない。
今や、輸出産業がその他お荷物産業をおんぶ出来なくなって来ている。このままではいけない。早く内側の産業を競争に晒すんだ!!
“日本は「オーバークオリティー」だ!”
“良いものは売れる”という謝った認識の元に発展して来た日本、テレビにもビデオのリモコンにも触った事のないボタンが無数に存在している。世界基準を目指さなかった故に、単なる自己満足に終わってしまった。
“企業への後押しは、日本では「官民癒着」だ!と叩かれる”
日本は、技術はあるけど売るのはへた。パッケージ戦略が全く無い。
しかし、アメリカは違う。企業をバックアップすることを国益だと思っている。場合によっては、何の遠慮もなく1企業をバックすることすらある。彼らは、政府と企業が一体となって経済交渉を行う。日本企業が勝てるはずがない。
面白いです。次々に出てくる話しは、どれも分かりやすく具体的で、確かにすらすらと読み進めて行く事が出来ました。そして、いよいよ最終章、第7章 絶対こうなる!10年後の日本 へとたどり着きました。これまでの話しをふまえ、一体どのような提言があるのか、日本には、どんな未来が待っているか・・・
今後10年間でどんなビジョンを?
竹中 法人税を下げて、ハブ空港を造って、オランダの様に雇用に関する法整備を整える。普通の国がやっている事を普通にやれば日本は復活する。
榊原 このままでは日本の未来は暗い、ヨーロッパ型の社会福祉社会の建設を行えば日本は復活!
次世代を担う若者をどうすれば?
竹中 デフレをぶちやぶるチャレンジ精神の醸成
榊原 フランスの様なエリート教育
その為に?
榊原・竹中 英語を学ぼう!!
んー・・・(笑)
最後は英語をお勧めするだけの本になってしまいました。最近、やたらスピードラーニングのCMが目立っていますが、本書も関連なのでしょうか(汗)?
最終的な終着点があまりにも面白みに欠けていた為、そこに至るまでの話題も若干説得力が無くなってしまいました。と言う訳で今回の書評は、最後に★が二つ減って、★3つです。
そしてたぶんね、今から20年前(僕が小学生の頃)も、「英語は大切!」って声高に叫ばれていましたよ・・・?
優秀なお二人が、20年間も変わらない大切さを、これからの最重要課題かの様に今更ドヤ顔で叫んでいる姿に、なんだか興ざめしてしまいました。