司会−田原総一朗で勝間和代×堀江貴文の対談やったら面白いだろうという安易な企画。映像で見れれば、三者の特徴的な口調や表情が観察できてより面白かったでろうにと惜しまれる。だが内容には大手メディア批判も含まれているので、地上波での放送はまず無理であっただろう。幸い三者のトークはそれぞれテレビで頻繁に視聴した経験があったので、声や口調を想像しながら軽快に読み進めることができた。コンパクトなサイズも有難い。
以下に印象に残った発言を記す。
勝間:普通に中学受験して慶應の付属の中等部に入ったんですが、何か私、物理とか数学とかやたらめったらできたんですよ。 (pp.18-19)
勝間:慶應なら普通は経済学部なんですが、これが当時お見合いを断られちゃうんですよ。
田原:慶應経済だとお見合いだめなの?なんで?
勝間:学歴が高すぎて(笑) (p.20)
堀江:というのは、要は鳩山家くらいのブリジストン株を持っていれば首相になれる。それはたぶん100億円くらいですよ、で、そのくらいの現金は持っていたから、「あ、なれるわ」と。 (p.66)
堀江:小泉さんの次は安倍晋三かよと思った。ちょっと会った感じでは、ああ、この人すぐ辞めるだろうと。その次はチャンスがあるだろうと。
田原:福田康夫さんか麻生太郎さんか谷垣禎一さんのあたりね。
堀江:そう。そこだったら余裕で勝てるだろうなと思ったわけです。 (pp.66-67)
堀江:そう。小沢さんもそうだし。検察ってそういう組織ですよ。要は誰かを悪者にして挙げて、世間の人気を取るのが東京地検特捜部の仕事なので。
勝間:正義の味方ばりでね。特捜部は、なんとかして自分たちの組織の存在意義を示し、自分たちの存在を正当化しなければいけないので。
堀江:そうそう。“正義の味方”が、彼らのビジネスモデルなので。 (p.72)
勝間:ええ。たとえばアマゾンで私の本につくカスタマー・レビュー、ひどいですよ。5段階の星印がつくんですが、こんなに星一つが多い著者って私だけだなって思うくらい。ほめる人はすごくほめてくれますけど、ざっと見ると
ものすごいアンチが5人ほどいて、ダミー・アカウント取りまくって、星一つをつけまくるらしいんです。 (p.124)
堀江:そう。それは成り上がりを否定する文化ですよ。昔からのお殿様が否定されないのは、天皇家も一緒でしょう。天皇家に対して否定的なことを言う人って、あまりいないじゃないですか。むしろ天皇家を批判した人が批判されるじゃないですか。 (p.143)
あとpp.180-181で勝間と田原が「トライ&エラー」という語句を何度も使用しているが、もし「試行錯誤」の意味なら普通「トライアル&エラー」ではなかろうか?何か意図があってのことなのか?