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田中角栄の遺言―官僚栄えて国滅ぶ
 
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田中角栄の遺言―官僚栄えて国滅ぶ [単行本]

小室 直樹
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

「最良の官僚は最悪の政治家である」日本人はデモクラシーの本質に無知で角栄を葬り去ったがために、今、日本の三権は全て役人が独占するところとなった。今こそ角栄が鑽仰される。政治家角栄の真面目ここにあり。*

登録情報

  • 単行本: 297ページ
  • 出版社: クレスト社 (1994/06)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4877120157
  • ISBN-13: 978-4877120153
  • 発売日: 1994/06
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 220,179位 (本のベストセラーを見る)
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
目から鱗の書 2005/7/21
形式:単行本
 小室直樹氏の慧眼には、毎度驚きの気持ちを持たされる。金権政治の権化・腐敗の政治家として、歴史の闇に葬り去られようとしていた、政治家「田中角栄」の真の姿・価値を、我々に提示してくれる。
 立法の府であるはずの国会が、役人の傀儡であり、真の議員立法をなしえた政治家は、角栄ひとりであったこと。
 自由民主政治のコストとしての「賄賂論」。
 自由主義の根幹たる憲法37条を反故にしてしまった、田中裁判。
 ページをめくる度に、感嘆の思いである。特に、日本国民の国民的な弱点としての、「空気」論これには、何度もうなずかされた。「ムード」という言葉のほうが分かりやすいかもしれない。日本人のもつ特徴だ。議論ではなく、この「空気」に支配された場での、言論の不自由さはファシズム国家並みである。
 私は、この書によって政治家の何たるであるかを学ぶことができた。もっと多くの人の目に触れてほしいと思う。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
小室氏が本書でいいたいことは明快だ。「日本の三権分立はすでに死んだ。役人が立法権、司法権、行政権の三権を簒奪(さんだつ)した。田中角栄のように国会議員が自分の独立した意志で自由に発言して国策を決める。これが議会政治の要諦である」。

田中角栄はこれを実行した。まいにち猛勉強し、議員立法をいくつも手がけて国会でも堂々と議論した。役人も心服させて使いこなした。それがいまではどうだ。役人が法律をつくり、国会議員に根回しして成立させる。法務官僚や本当に独立しているとは思えない裁判官、検察が司法の現場でのさばり、国会は死んでしまった。

はなしは田中角栄ではおわらない。さいきんの例でいえば村木厚子氏や鈴木宗男氏、小沢一郎氏の話題に関心のあるひとは必読だと思う。1994年出版なのに内容がまったく古びていないのがわかる。強引な検察の取り調べで自白を強要された例はおおい。「司法は本来、行政権力から国民を守るためにあるべきなのに、行政権と司法権が野合してデモクラシーを死の淵においやっている」。目からうろこである。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By オキムラ良二 トップ1000レビュアー
形式:単行本
角栄こそ日本で唯一人、いや最後のデモクラシー政治家であった。小室先生曰くデモクラシーには金がかかる。そしてひじょうにか弱いものと。ヒトラーは結局はデモクラシーのドイツから生まれたのだ。

日本における賄賂は人間関係形成のための触媒であり、子飼いの子分がいない(体制的背景のない)人間が人脈をつくるには__忠誠を得る方法は金銭贈与なのである。田中角栄という政治家、そしていわゆる金権政治といわれた、その本質をこれほどまで見事に解き明かした本をいまだ知らない。近代デモクラシーとは一体何なのかということを無知蒙昧な日本国民に教えてくれる。
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