わたしが性暴力について調べていたときに、知り合いの弁護士から薦められた作品。すべての虐待の中で、もっとも被害者の心の根をえぐり取るのは性的虐待である。それを、本当の意味で思い知らされる作品。
この本を読んでいるときに、著者の痛みがそのまま読み手のこちらに伝わってくるような悲しさと苦しさを味わった。
近親「相姦」? ふざけんじゃねえ。という暴言も、さらに著者の憤りと悲しみを表現するのにいい味を出している。
近年、幼い女児が性的犯罪の被害に遭う事が多くなっている。女児の心にはどのような衝撃としてその「事件」が残るのだろう?
もし、人間に、他人の痛みを想像する部分が残っていたとするならば、決してそのような虐待はできないはずなのに・・・・。