「片桐助産院」で出産したおのさなえさんという方が書かれた本ですが
一読して、ああ、こんな助産院で産んでみたいと思いました。
しかしサブタイトルに「助産婦・片桐弘子からの贈り物」とあって
助産婦さんご自身は50代の若さで2004年に亡くなられているそうです。
文中に度々引用される片桐さんの言葉が胸に響くこと響くこと。
一番印象に残ったのは、子宮を大切にしましょうね、ということ。
自分を好きになること、生きていていいんだという実感、すべて一言に
つながるような気がします。
そう仰る片桐さん自身、男でないことにずっと負い目があったこと。
「つっぱり妊婦」(文中にでてきます。著者もそうだったとのこと。)
に、ぜひ読んで欲しい本です。
私も「つっぱり妊婦」でした。
女の子を1人無事出産して幸せな日々ではありますが
お産に少し傷ついたこともあり、産後この本に出会ってから
何度も読み返して泣けました。
妊婦であったり母であったり、
働いて生きる1人の女性であったり…の自分をふりかえるのに
とてもいい本です。言葉は「贈り物」です。
「片桐助産院」にはお弟子さんが何人かいらっしゃって、
遺志をつがれているらしいと噂に聞きました。
詳しくは存じませんが、”さも「助産婦の血が騒ぐわー」
と言いたげな顔”(おのさんの言葉)でお産にむかう
すてきな助産婦さんがこんな産み場を継いでいってくださるよう
願います。