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生首に聞いてみろ
 
 

生首に聞いてみろ [単行本]

法月 綸太郎
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (63件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

首を切り取られた石膏像が、殺人を予告する―著名な彫刻家・川島伊作が病死した。彼が倒れる直前に完成させた、娘の江知佳をモデルにした石膏像の首が切り取られ、持ち去られてしまう。悪質ないたずらなのか、それとも江知佳への殺人予告か。三転四転する謎に迫る名探偵・法月綸太郎の推理の行方は―!?幾重にも絡んだ悲劇の幕が、いま、開く。

内容(「MARC」データベースより)

彫刻家の川島伊作が病死した。その直後、彼の娘・江知佳をモデルにした石膏像の首が切り取られた。悪質ないたずらなのか、それとも江知佳への殺人予告か。名探偵・法月綸太郎の推理の行方は-!?

登録情報

  • 単行本: 492ページ
  • 出版社: 角川書店 (2004/09)
  • ISBN-10: 4048734741
  • ISBN-13: 978-4048734745
  • 発売日: 2004/09
  • 商品の寸法: 19 x 12.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (63件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 287,471位 (本のベストセラーを見る)
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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 好みによって評価が二分する, 2008/2/28
By 
I'll go to a place in the sun (神戸市東灘区) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
読み手の好みによって評価が分かれるだろう。

新本格のファンなら、大傑作ということになるだろうし、

社会派推理のファンなら、ストーリーに起伏が乏しく、

500ページもあるわりには退屈ということになろう。

ただ、両者とも否定できないのは、

伏線の張り方が見事で、回収もそつなく行われているという点だろう。

新本格のファンではない私は、その点を取って星4つとした。

減点の原因は「やられた」感がなかったこと。

丁寧に作りこまれているが、

もう少し「おおーっ」というのがあってもいいと思うんだが。

村上龍の「半島を出よ」でもそうだったが、この歳になると、

1ページにおける字数が多いと本当に疲れる。

最近は、できるだけ1ページに字数が少ない本を無意識のうちに選んでいる。

年取ったのかなぁ。
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21 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 悲劇の色を濃くしていく前半から読みごたえを感じたクビキリミステリー, 2004/10/3
レビュー対象商品: 生首に聞いてみろ (単行本)
 川島伊作の死をきっかけに、事件が悲劇の色を濃くしていく前半から、作品としての手応えを感じた。始まりの事件そのものに、それほどインパクトがある訳ではない。しかし、事件関係者間の葛藤やきしみが、法月綸太郎の目を通して徐々に明らかになっていく展開が読ませる。なかなか魅力的なダミー解が提示されるなか、綸太郎が真実の頂点に向けて推理をめぐらせていく様子がスリリング。

 話が二転三転して訳が分からなくなってくる中盤では、正直、いらいらすることもあった。綸太郎や父親の法月警視が、適当なところで、現在までの状況を要領よく説明してくれているにも関わらず。その時は自分の頭の回転の遅さを呪いたくもなったけれど、ラストで「ああ、あれはそういうことだったのか」と腑に落ちたということは……ん? 作者が仕掛けた術中に知らずにはまっていたのかもしれない。

タイトルの「生首に聞いてみろ」というのは、何か先行作品を意識して付けたのだろうか。ひょっとして、都筑道夫の『なめくじに聞いてみろ』をもじったのか。
 このタイトルよりはむしろ、表紙カバーに小さく印字された「THE GORGON'S LOOK」という英語のタイトルのほうがいいと思った。ちょっと気になって、ロス・マクドナルドの作品リストにあたってみたら、「THE GOODBYE LOOK」(邦題『別れの顔』)というのを見つけた。関係があるかどうかは分からないのだけれど。

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 筋の起伏は乏しいが、本格パズラーを楽しみたい方にはお勧め, 2011/3/25
By 
青頭倶楽部 (北東アジア) - レビューをすべて見る
(トップ50レビュアー)   
生首もの(という分野があるのかどうか知らないが)となると、猟奇的な犯罪に対する

恐怖感とホラー的要素で引っぱる小説という印象があるが、本作はそういう作品では

ない。あくまで推理を主体とした本格ものである。というか、物語の中心をなしていた

人物が生首にされちゃったのに、あっさりと受け止められているような印象すら受ける。

現実に起きればかなり衝撃的な犯罪だと思うのだが、登場人物たちの感情はあまり

前面に出てこない。そんなわけで作者は物語の盛り上げに積極的に手を加えてない。

推理だけを純粋に愉しむ層は別として、小説としては物足りなさを感じるかもしれない。

私の乏しい探偵小説歴から分析すると、「生首」「双子」「仮面」「失踪」といった要素が

くると、大抵はどこかで"すりかえ"のテクニックが使われると予想できる。私もどこで

それがくるのかと思いつつ読み進めていたが、あれも不可能、これも不可能だし・・・と

可能性が狭められているうち、意外なところで「あーそうか」と。「言われてみれば可能

だよなぁ」という感じ。誤誘導が巧みでヤラレた。短時間で読了してしまったのだから、

面白かったことは間違いない。「このミステリーがすごい!」2005年の受賞作である。
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