オオカミ族の少年を読んでから、続編を楽しみにしていました。
いわゆるファンタジーとは幾らか趣を異にしていますが、広い意味ではファンタジーの部類に入ると思います。
太古の昔、一人の少年が悪霊と闘う様が、一匹のオオカミとの友情(愛情かな?)とともに描かれています。
確かな体験や経験に基づいて描かれた部族の生活は、空想の世界でありながら読者の胸に迫り来るものがあります。
この「生霊わたり」では、主人公のトラクの隠された能力が明らかになり、謎が少しずつ解かれていきます。
「指輪物語」こそ世界一のファンタジーだと思っている私ですが、この作品の一群(6巻中2巻まで刊行)はまた違った意味で私には優れたファンタジーだと思えます。
まだまだ2巻までなのでシリーズとしての評価は定まらないでしょうが、今後に期待して星5つにしました。