第3話まではまずまず楽しく読んだが、第4話でびっくり。ボロボロだ。
前半で、ある不審死に対して、数年前の「奇跡の生還」事件が浮かび上がり、これを狂言であったことを知った者への口封じではとの推理がなされる。これがどう首をひねっても無理矢理な話のうえ、共犯者の心理について
「彼らにとって命の恩人だ。恩返しをする機会と思った者がいるのかも知れない」
おいおい、狂言だったら命の恩人でも何でもないって。
で、後半で別の動機が浮かび上がり(これまた随分と説得力のない)一応の解決となるが、どうやら前半の推理は大間違いだったという(狂言ではなく命の恩人だったのも事実だが別の不都合が出てきた)ことらしいのだが、そのへんは説明されずじまい。何じゃこりゃというか、大倉さんどうしちゃったのと言いたくなる。小説は専門外の出版社でチェックが効かなかったのか。