収録曲は、ほとんどがオリジナル盤からの復刻ですので、
往時より衰えた歌声や、珍妙なカバーで肩を落とす事は無いと思います。
音質もなかなかの物。
(ただ、何故か福島夜曲が島田祐子によるカバーですが。A面の福島行進曲を復刻しているのに何故?
月のバルカローラも、三浦環のものではありません。
まあ、個人的には三浦環の歌はあまり好きではありませんし、島田祐子・斉藤昌子の歌にも満足はしていますが。)
不満を言うならば、折角の機会でしたから、
古賀政男・西條八十の全集のように、16枚組……は無理にしても、せめて10枚組くらいの規模は欲しかった、というところでしょうか。
流行歌や軍歌・戦時歌謡は、他にも秀曲が多いですし。
付属の解説も豊富。
序文の八巻明彦・藍川由美の両氏による解説と、付属DVDの語りに認識の差が現れているのは、時間の経過ゆえか。
CD自体とは関係がありませんが、
藍川女史が序文で自説を開陳しているのは、どうなんだろうかと思わなくはないですね。
(個人的には、藍川女史の諸活動は尊敬していますし、CDも愛聴しております。)