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投稿者: O. J. (詳しいプロフィールを表示) 何よりもまず、面白いのである。とはいえ、面白さや読み易さのために内容が犠牲にされていることもなく、分岐学や系統推定についての入門書として十分な役割を果たしうる著作となっているように思われる。3章までは体系学を巡る論争史や、近年の新書で展開されている系統樹思考と分類思考の違いなど、いわば科学哲学・科学史寄りの議論が展開される。分岐学(cladistics)の実質的内容が解説されるのは4章以降であるが、記述は非常に分かり易いものとなっており、分岐学についてはほぼ素人である評者のような人間にも(もちろん議論の背後にある数学的内容を完全に把握できているはずもないが)十分理解可能なものとなっているうえ、... 続きを読む |
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