2010年10月には、COP10(生物多様性締結国会議)があり、そこでは、生物多様性とビジネスが話題の中心となり、日本がイニシアティブをとることとなっている。しかし、その動きは一向に見えないし、ピンと来ない。そもそもビジネスで自然が守れるのか?、今提案されているようなCSRで本気で企業が動くと思っているのか?などなど謎に満ちており、日本語でちゃんと説明している情報源は見当たらなかった。
この本では、日本語で唯一の経済分野を経済学から、マーケティングまで描いており、OECDで議論されているような最先端の情報に触れることができた。経済学からはじまりマーケティングや金融で終わる構成となっており、全体を俯瞰すれば、地球温暖化が環境ビジネスとなっていったのと同様に、自然保全もこれからはボランティアではなくビジネスとして新しい産業になるのだろうという推察ができる。