標本写真であるため退色している物も多いのですが、
ただ、造形的にあまりに独創的すぎる深海魚がここまで一堂に会する写真集も珍しいかと思います。
外見はそれほど奇異な物ではなくとも非常に特徴的な歯のラブカや、
外見も奇異だが、口の構成はもっと奇異なリュウグウノツカイなど見所は満載で、
大きめの写真で細部のアップも掲載されていますので、
図鑑などで側面からの外見しか見たことのないような深海魚でも、
正面や分かり難い細部の構造まで観察できます。
難点は説明が乏しいことでしょうね、
観てもらうことにウエイトを置いたが故でしょうが、
科学的な面のある写真集では説明にも重きを置いてもらいたいです、
写真に見応えがあるだけに非常に勿体ないです。
内容紹介などでは触れられていませんが、韮沢靖氏の深海魚をモチーフにした怪人(?)のイラストもありますが、
完全に蛇足ですね、掲載する必要性が見えません。