登録情報
|
この商品につけられているタグ(詳細)タグをクリックすると、タグがつけられた商品、タグをつけた人が表示されます。※タグは初期設定で公開になっています。詳しくはこちら
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
環世界,
By
レビュー対象商品: 生物から見た世界 (岩波文庫) (文庫)
本書は、1933年に書かれ1934年に出版された、古典的名著である。さすがに個々の実験内容などは時代を感じさせるものがあるが、読み進めるにしたがって引き込まれてゆき、著者の熱意・説得力に感心させられる。動物の行動を単に外から観察するのではなく、その心理世界ともいえる「環世界」を考えることで、動物の行動をより深く理解できるようになる、という主張は、動物の心理を直接知ることが原理的に不可能である以上、非科学的であるとみなされてもしかたがないともいえるが、環世界という考えが科学の進展に与えたものは決して少なくない。 今なお読む価値のある名著である。
25 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
読みやすくても奥深い,
By
レビュー対象商品: 生物から見た世界 (岩波文庫) (文庫)
それぞれの生き物のもつ感覚機能を説明し、その感覚機能によって広がるそれぞれの生物の生きる世界がどのようなものかを描く。その数々の検討は結局、視覚や聴覚の突出した人間種族が「世界」を真実にきわめて近いまま認識できるというのは思い上がりであり、世界とはそれと違った形で存在するというメッセージのように思う。他の種族をひとつひとつ丁寧に説明することで、哲学では陳腐でさえあるこのメッセージも新たな新鮮さと説得力をもって我々に迫る。またいくつかの含蓄の深い言葉もところどころにちりばめられる。「だが環世界のこの貧弱さはまさに行動の確実さの前提であり、確実さは豊かさよりは重要なのである」「環世界を観察する際、われわれは目的という幻想を捨てることがなにより大切である。それは、設計という観点から動物の生命現象を整理することによってのみ可能である。」実はこのような思考こそが求められているものなのではないだろうか。
31 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
哲学者達にも影響を与えた名著が初の文庫化!,
By 白頭 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 生物から見た世界 (岩波文庫) (文庫)
暫く見かけなくなっていたが、数十年前であればちょっと専門書をあつかっている書店の生物学コーナーでは必ずみかけた古典的著者。 生物がそれぞれの固有の世界性に宿命付けられているという(あた りまえといえばあたりまえの)考えを思弁的にならずに生物学的に 考察してみせたものだ。とりわけ「環境世界」という概念の与えた 影響は多大で、面白い事にそれにヴィヴィットに反応したのは哲学 だったようだ。超越的な視点を前提にしない限り、ヒトの「環境世 界」を問題にするとき必然的に認識論や意味の問題を引き寄せてし まうからだ。「世界内存在」や「生活世界」ヤ知覚の現象学がかな ずしも本書の範疇にあるとは言わないがそれらに興味のある方には 一読をお勧めする。現代文庫でなくやや安価の岩波文庫でリリース した見識を鑑みても買の一冊です。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
|
|