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生殖革命と人権―産むことに自由はあるのか (中公新書)
 
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生殖革命と人権―産むことに自由はあるのか (中公新書) [新書]

金城 清子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

体外受精、受精卵診断、代理母などが惹き起こす今日の問題。本書は、生殖技術の現状を報告し、問題点を検討するとともにその将来を展望する。

内容(「MARC」データベースより)

現代において、医療は第三次産業の中のサービス業であり、患者は顧客である。「お医者様にお任せする医療」の時代は終わった。限りなく生活の場に近いところで最善の医療を受ける権利を、今、確認する。〈ソフトカバー〉 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 新書: 184ページ
  • 出版社: 中央公論社 (1996/02)
  • ISBN-10: 4121012887
  • ISBN-13: 978-4121012883
  • 発売日: 1996/02
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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形式:新書
著者は法学者の方で、そのため本書も法学的な議論が多く出てきます。といっても特段難しいということはなく、私のように法学に疎い者でも十分に読みこなせます。

著者は体外受精などの生殖技術を用いて、不妊症のカップルが子を設けることを「人権として認められるべきである」と喝破します。

子どもを作るのは基本的人権のひとつであり、幸福追求権のひとつである。卵管閉塞、精子の異常などで不妊状態にあるカップルが子どもを作ることが技術的に可能である以上、これを認めなければならないというのが著者の主張の骨子です。

もちろん一方的に自説を主張するのではなく、想定される反対意見に対しても丁寧に批判を加えています。

「子は天からの授かりもの」という言葉もあるように、日本人は生殖や出産に技術の手を介入させることに躊躇しがちなメンタリティをもっていると思われます。体外受精のような技術にはよくよく考えもしないで即断的に否定の意を示すことが多い。けれど自然と人為の境目なんてはっきりと判別できはしないのだし、自然であることがすべて良いとも限りません。

人権という観点から、不妊症者というマイノリティの出産の権利を擁護する本書は、考えに極端なところがなく、どのような意見を持つ人にとっても有益な議論を提示していると思います。
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