前巻(『
黙示録1』)と概ね同様の構成で、生徒会と2−Bの爆笑話が詰まった1冊。全9編のうち4編が書き下ろしである。相変わらずといえばそれまでのハイテンションな無駄っ話が続き、マンネリなのは否めないのだが、では面白くないか?といえば、それもまた否である。要は面白ければマンネリでも何でも良いということ。もっとも、この「面白い」には当然ながら個人差があるので、あくまでも「マンネリ<面白い」と思える諸兄に限られることは言うまでもない。
生徒会方面で特筆すべきは知弦さんの黒世界が全開ということ。まさに大フィーチャーである。収録作には1年前のものがあったりするので、例えば『
六花』の頃とは生徒会メンバーの役割や全体のテンションに微妙な差異もあるようで、逆に少しばかりの新鮮味も感じられたりする。
会長の超おバカなお手紙を挿んだ後半には2−Bの話が続く。今回は学校を飛び出して巡の仕事先や鍵のバイト先が舞台になったり、会話も限られたメンバーだったりして程良い変化球になっている。鍵のバイトを真冬ちゃんが手伝うというミックス作品もある。
それにしてもベッタベタな熱血根性系の展開が好きな作者だなと思った。昭和のスポ根臭がしっかり漂っているが、これもまた嫌いか?といえば、そうでもない自分がいたりする。合コンの話や最後の深夏の話にしても、かなりのこっ恥ずかしさとクサさが全開な展開なのだが悪くない。むしろスカッとする良い話だと思うので、これからもこの路線を所々で続けてもらいたいものである。ただし、時にオチがすべる、というかイマイチな話もあるので、これはこれで頑張ってほしいところでもある。