著者の佐奈様には約7年前にご縁をいただき、それ以来、この統計心理学を実践の中でじっくり学ばせていただいています。
今では、対面する相手や電子メールなどでのやりとりの中で、本書に書かれているような性格上の特徴などを自然とイメージする習慣ができている自分に気づきます。
これにより、「この方は、このような言葉をかけると喜んでいただけそうだ」などとコミュニケーション上の判断基準が得られ、非常に役立っています。
実際には、後天的な要因により身に着けた性格が大きく影響してきますので、「当たっているかどうか」は人それぞれだと思います。ですので、そのこと自体はあまり重要ではない気がしています。
(ただ、これまでの経験上は、「うまく行っている人ほど当たっている」と感じています。これは、実のところうまく行っている人ほど「素直に生きている」ことの証ではないでしょうか)
「当たっているかどうか」より、むしろこの知識を活用する目的を意識したいものです。それにより、相手をしっかり意識する(相手の立場や思いを考える)習慣を身に着けることで、コミュニケーションをより円滑にし、できるだけ相手に喜んでいただくことを目的とする方が、より前向きでしょう。
ちなみに、本書でも触れられていますが、公開されている6つの性格はほんのさわりでしかなく、実際には膨大な数の分類がなされています。
まずは本書にある3つと6つに分類される性格を、身の回りの方とのコミュニケーションの中で意識されると、その価値が自ずと実感できるのではないかと思います。
「ひとりでは生きられない」ことを自覚しているすべての方へ、心からおススメできる一冊です。