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生命(いのち)をつなぐ進化のふしぎ―生物人類学への招待 (ちくま新書)
 
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生命(いのち)をつなぐ進化のふしぎ―生物人類学への招待 (ちくま新書) [新書]

内田 亮子
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

私たちは、現世に生を受けながら、浮世に明け暮らす生身である。永遠に若くはなく、終には老いとなる。個体としての命はかほど儚い。それはヒトもサルもトカゲも同じだ。他方、生命の誕生以来、生物は無限的な時間のなかで進化を遂げてきた。生命現象の多様性は進化の積畳なのである。生の永遠と命の儚さ、そのジレンマの狭間で、生命はまばゆい輝きを放つのだ―。本書では、様々な動物の生きかたを紹介し、進化的な視点から生命サイクルの意味と仕組みを見つめる。最新の研究を渉猟し、人間とは何かを考えた快著。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

内田 亮子
1960年生まれ。東京大学理学部生物学科卒業、同大学院理学研究科修了後、1992年ハーバード大学大学院Ph.D.課程修了(生物人類学)。現在、早稲田大学国際教養学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 222ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2008/10)
  • ISBN-10: 4480064419
  • ISBN-13: 978-4480064417
  • 発売日: 2008/10
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 391,597位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
この本で最も印象深かった箇所は、雌雄のつがいで生活する動物は脳の体重比が大きい傾向があるが、それはパートナーとうまく暮らしていくこと自体が脳にとって大きな負担になり脳が鍛えられた結果らしい、という下りです。妙に納得してしまいました。

こんな感じの話が、少々論文っぽい語り口で200ページ続きます。全体を貫く論旨はハッキリしませんが、情報としては、最近の進化生物学、生物人類学の興味深い研究結果が盛りだくさんで飽きることなく最後まで読めます。

最後に「身体を通過する命」という言葉がでてきますが、稀にみる名言だと思います。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
人間も動物であるという立場で他の動物とどう違うのか、(違わないのか)考えさせられる内容でした。

(私の場合は)人類学というと社会人類学とか、文化人類学とかのイメージが強かったのですが、この本を読んで、生物学的な研究成果も人間を理解しようとするうえで強力な力となると思いました。

引用文献が多くて新しく情報は盛りだくさんでした。
引用文献リストがついているのも好印象でした。
このレビューは参考になりましたか?
形式:新書
世界各国にある創造神話の中でエスキモーの人たちに伝わる神話を紹介されています。
さやの中に4日眠って5日目にさやの下が破れ、地上に落ちた生き物、これが立ち上がると成人男性に。
そこへ大ガラスの姿をした神がやってきてその男をじろじろ見ながら言う。
「何だお前?」
「あのつるの豆のさやから出てきたんです」
「俺が創ったつるから?お前みたいなのが出てくるはずじゃなかったのに」
そして、その大ガラスは他の植物や動物、そしてその男が寂しいだろうからと女性を泥から創っていく。
人間という生き物を紙が完璧にデザインしたものではなく、意図に反してというか偶然できてしまった
かのようなストーリーらしいです。

生物現象についての「なぜ」に明快な答えを探している人間だが、「偶然」「たまたま」ということもありうるのかもしれないという指摘に同感します。
偶然から始まり、偶然とバイアスが組み合わさって積み上げられてきた歴史が生命の1つの側面かもしれないというのも同感します。
DNAの4つの塩基はどうして4つなのか?など分からないことに説明を求めるのは
人間の脳が合目的な説明を心地よいと感じるからわからない現象に対する明快な説明を求め安心しているのかもしれないという指摘は個人的にあいうるのかなぁと思います。
その脳が科学を発展させているのかもしれないそうです。

現代人(ホモ・サピエンス)の腸は身体の大きさに比較すると類人猿に比べて小さいのは
小さな消火器でもいい消化のよい食物、火を通した植物や肉などを食べるようなったからではないかと推測されるらしいです。
哺乳類の多くは乳児期には乳糖を分解することができるが、大人になるとこの機能が失われるらしいです。
大人になってもこの機能を持ち続ける乳糖耐性の遺伝子の人がおり優性遺伝し、ヨーロッパやアフリカ、中東などの牧畜民に特に多いらしいです。

現代でも存在する女児への割礼は女性差別への問題視として議論せずに
性器切除が女児の健康と幸せのためにならないとうことを十分に伝えることが必要という意見に同意します。
が、あまりにも習慣や常識が違うため一方的に避難せずに伝えることはとても根気がいると思います。
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