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生命の未来を変えた男 山中伸弥・ips細胞革命
 
 

生命の未来を変えた男 山中伸弥・ips細胞革命 [単行本]

NHKスペシャル取材班
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商品の説明

内容紹介

もはや生命科学を知らなくて済む時代ではない。
iPS細胞は人類の未来を”変える”可能性があるのだ。
再生医療、細胞バンク、キメラ動物、臓器工場。
iPS 細胞が映し出す生命の未来とは何なのか?
ノーベル賞に最も近い男が発見した、
万能細胞のすべてを説き明かし、
大反響を呼んだNHKスペシャルを緊急出版!

ノーベル賞の有力候補である山中伸弥京大教授。彼が発見したiPS細胞は生命の未来を変える可能性を秘めた画期的な技術です。このiPS細胞を特集し、大きな反響を呼んだ番組を書籍化しました。本書は3部構成。巻頭に松本零士の漫画「永遠の命の夢」と「iPS細胞ビジュアル図鑑」が入ります。第2部は「生命の未来を変えたiPS細胞」と題し、iPS細胞発見の物語からiPS細胞がもたらす医療革命、さらにはiPS細胞によって曖昧になりつつある生命の境界線の問題まで、生命科学の最先端を現場のディレクターが徹底取材します。第3部は立花隆、国谷裕子、山中教授による鼎談。「iPS細胞と生命の神秘」について、2人の気鋭ジャーナリストが山中教授に迫ります。難解になりがちな生命科学を一般読者にも分かりやすく説き明します。

内容(「BOOK」データベースより)

もはや生命科学を知らなくて済む時代ではない。iPS細胞は人類の未来を“変える”可能性があるのだ。NHKスペシャル緊急出版。ノーベル賞に最も近い男が発見した万能細胞の秘密。

登録情報

  • 単行本: 304ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/8/27)
  • ISBN-10: 4163741704
  • ISBN-13: 978-4163741703
  • 発売日: 2011/8/27
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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第一部がNHKスペシャル取材班の取材内容をまとめたもの、第二部が山中伸弥教授・立花隆氏・国谷裕子氏の鼎談録という構成。この手の最先端科学分野の書籍は、読まれる時代と読み手のリテラシーで評価が大きく変わるだろうが、個人的には、一般人がiPS細胞という最先端のトピックを概観する上で重要な論点を分かり易く網羅的に、そして面白くまとめていると感じた。

本書は読者の期待に添うようにiPS細胞発見が扉を開いた様々な可能性(本丸の再生医療のみならず創薬プロセスや病因解明研究への応用)とその重要性を概説するが(第二章)、おそらく本書のクライマックスは一般人に生命倫理を考えさせるところだと思う(第三章)。細胞提供者本人の権利問題から、iPS細胞の生殖細胞への文化が曖昧にする家族や性という概念、そして臓器工場というSFネタが現実になる可能性に我々はどう向き合うのか。最先端の科学がもたらす生命倫理問題は、「一部識者が話し合い、一般国民は無関心」では済まされない段階に達している。

世界の研究者や民間企業との激しい競争が描かれるくだりも面白い(第五章)。論文発表と特許取得という異なるゴールをアカデミアが同時に追求しなければならない現状に資本主義型(米国型)医療経済の功罪を考えさせられる。学術的な大発見を成し遂げるだけでは医療現場に持ち込むことはできない。経済性を伴った形で多くの患者に届けるためにも排他的権利を獲得しなければならないとは皮肉にも聞こえるが、これが現実なのだ。

尚、山中教授の研究者としての軌跡を追うiPS細胞発見物語で本書は幕を開けるが、この第一章を締め括る「人間万事塞翁が馬」が心に残る。よく使われる言葉であるが、紆余曲折を経て大発見を成し遂げた研究者の人生訓として聞くと尚一層心に響くものがある。
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