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生命の木の下で (新潮文庫)
 
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生命の木の下で (新潮文庫) [文庫]

多田 富雄
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

人類発祥の地、アフリカが出会った原始的神話を今に伝える民族、タイで訪れた麻薬療養所の壮絶な日々、小林秀雄、中原中也など影響を受けた文学者たちへの想い、そして日本の行く先まで―。移り行く日々の中で、知の巨人が残す日本へのメッセージ。世界的な免疫学者であり、当代随一のエッセイストが病に倒れる以前に綴った珠玉の随筆集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

多田 富雄
1934(昭和9)年、茨城県生れ。千葉大学医学部卒。東京大学名誉教授。免疫学者。’71年に、免疫反応を抑制するサプレッサーT細胞を発見し、世界の免疫学界に大きな影響を与えた。野口英世記念医学賞、朝日賞、エミール・フォン・ベーリング賞など受賞多数。’84年、文化功労者に選ばれる。能への造詣が深く、新作能も手がける。著書に『免疫の意味論』(大佛次郎賞)『生命の意味論』『独酌余滴』(日本エッセイスト・クラブ賞)『寡黙なる巨人』(小林秀雄賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 251ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/4/25)
  • ISBN-10: 4101469229
  • ISBN-13: 978-4101469225
  • 発売日: 2009/4/25
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
世界的な免疫学者である著者。最近では能作家としても知られている。いままでにもこの人の本を読んだ。読みやすくわかりやすい文章でありながら,内容がしっかりしているという印象。

第一章は旅行記。なぜここまで苦労してアフリカの奥地まで行くのかわたしにはわからない。ただ,その思いの強さと,そこにいたるまでの状況を,文章だけで見事に表現している。また,麻薬中毒から村人を救うグループに会いにゴールデントライアングルまで。ここでも,著者の桁外れた好奇心がうかがえる。どうしてここまでして人を救うことができるかを知りたいのだろうが,わたしにしたら,どうしてそのために,そこまで出かけていけるのかが知りたいくらいだ。

第二章は,著者のものの見方がよくわかるエッセイだ。時にやさしく,時に厳しい。科学者らしい語り口(とわたしは思う)で,正月や2000年問題,景気,教育,音楽,自然など,さまざまな話題が登場です。第一章と重複する話題があるのはやや気になるが,ここは気楽に読み流した。

第三章では,著者の内面が現れる。わたしは免疫に関する本しか読んでいなかったので,このような文学や哲学の影響についてははじめて知った。大変興味深い章だった。やさしさの哲学は,特に印象に残った。

なお,先日,著者が亡くなった。脳梗塞で倒れた後も,リハビリをしながら活動されていることをニュースで知っていただけに残念でならない。
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By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
日本には(欧米は寡聞にして知らない)文章の練達でしかも科学者。
という伝統がある。寺田寅彦氏などがその代表とされている。

この本の著者、多田富雄氏もその一人とされている。なにしろ、
謡曲も書いたりするのである。(謡曲は能の台本、これをもとに演ずるのが能
つまり、能を書くとは基本的に言わない。能はあくまで演ずる)

それに『免疫の意味論』は確かに名著なのである。

期待して読んだのがいけなかったのか、感想は「えっ?」であった。

巻末のエセイを医者で小説家の加賀乙彦氏は「すばらしい短編」
「あっと驚く結末」と絶賛するが「予定調和の結末」の間違いではないのか。

これは、おそらく著者のせいではないが、編集者の皆さん校正くらいちゃんとやってください。
『パプアニューギニアで謎の消息を絶った』 って………
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形式:文庫
免疫学の権威、そして、能にも造詣が深い知の巨匠、多田富雄先生の若かりし頃のお話。
残夢整理の壮絶な最後の想いを涙ぼろぼろ流しながら読んだ後で、この本をよんだので、なんだかねえ。余計に切なくて。
お若いころは、エネルギッシュにご活動されていたのがよくわかります。
先生の深い見識と行動力、あたたかいまなざしに惚れます。
内向きだといわれる若い世代の人たちにもおススメしたいです。
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