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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
細胞から社会まで,
By カスタマー
レビュー対象商品: 生命の意味論 (単行本)
私には科学の知識なんて全然ないのですが、わかりやすいのですらすら読むことができました。普段科学に興味のない方にも是非読んでいただきたい一冊です。世の中の見え方が変わりますよ。
11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「超システム」としての人間を考える科学エッセー,
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レビュー対象商品: 生命の意味論 (単行本)
著者の多田富雄氏は、前著『免疫の意味論』(青土社,1993年)において、免疫学的な「自己」と「非自己」などについて、「超(スーパー)システム」という切り口をも援用しつつ、人間に関する多くの知見を、エッセー風にまとめて私たちに提示してくれた。免疫学や分子生物学など、私は全く門外漢であったが、それなりに興味深く読むことが出来た。 当書は、前著の論点と重複する箇所も見受けられるが、特に、著者が強調する免疫系における「超システム」の概念をより普遍化すべく努めているとともに、人間社会(都市、企業、官僚制等)に対する考察にまで外延化を図っている。だが、「超システム」を社会科学の分析ツールとするには、さらに深化が必要かな、というのが私の率直な感想だ。 それはともかく、本書第5章「性とはなにか」を読むと、かつて、サルトルの連れ合いであるシモーヌ・ド・ボーヴォワールが「人は女に生まれるのではない。女になるのだ」(『第二の性』,1949年)と闡明したのだが、性の決定に関する研究が進んだ現代においては、「人は男に生まれるのではない。男になるのだ」と言い改めなければならないだろう(笑)。 というのも、「男は女を加工することによって、ようやくのことに作り出された作品である」(P.116)らしい。そして、著者の「女は『存在』だが、男は『現象』に過ぎない」(同)という推断は、言い得て妙、蓋し名言である。こうなると、我々“オトコ”にとっては立つ瀬が無いのだけれども、しかし、文明論的あるいはジェンダー論的には大きな意味があるように窺える。
10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最高の通俗向け科学解説書,
By カスタマー
レビュー対象商品: 生命の意味論 (単行本)
日本の科学ジャーナリズムの貧弱さは、いまさら書く気でも無いくらい情けない。科学立国なのに科学に飢えた読者を満足させられないというどこか間違った状況がいつまで続くのか不安だ。もちろん、極まれにそういう状況と無関係な質の高い科学解説書が現れる。この本もそうだ。傑作といっていい。作者は免疫学の第一線の研究者でその立場から一般向けに平易に免疫について語ったのが「免疫の意味論」だった。本書「生命の意味論」はその続きの感覚で面白く読める。内容は豊富で深いので 科学解説好きの読書子にぴったりの一冊。
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