最初の50ページあまりの文章を読めば、著者の卓越した感性と豊かな表現力、生命に対する深い愛情を知る事が出来る筈です。
本書は大雑把に言うと
生物多様性はどのようにして育まれたのか
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我々がその中身についてどれだけ無知であるか(余りに数が多すぎて、学者でさえ殆どなにも分かっていない様です)
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人類による生物多様性の危機
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「資源」としての生物多様性の価値について
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生物多様性保全の方法の模索
という構成で出来ています。
確かに教科書にも載る様な少し込み入った話も出てきます。しかし、文章が非常に上手いので、進化のメカニズムを知る事で初めて分かる、多様性そのものの希少性や価値を知るには格好の手引書だと思います。
熱帯の珍味や亀肉の話は興味深いし、一般向けに書かれたものなので趣味で読んでも楽しいのでは?
特に環境問題に興味のある方には、是非とも読んで欲しい一冊です。我々が起こしている最も深刻な環境改変は、エコバックやハイブリットカーで解決できない生態系の破壊ですから。