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5つ星のうち 3.0
宇宙時代の「生物とはなにか」,
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レビュー対象商品: 生命と非生命のあいだ―NASAの地球外生命研究 (単行本)
ウォード先生版「生物とはなにか」である。まず、地球に居るものの中で、どこまでが生物と呼べるか、なんて話から始まる。ウィルスは生物か?レトロウィルスは?それ以外にも、実は生物的な活動をしている、DNA を含まないものがいる可能性はないか?良く考えれば、生物を検出なんて、既存の枠組みに入る生物を検出することしかできないんだから、地球上にだって、全然違う系統の生物が居るかも知れない。細菌だって、培養できない限り検出できないもんね。 そんな前ふりで、地球外生命の可能性と検出法について、あーでもないこーでもないと議論してある。地球外生命ってロマンがありそうなんだけど、華やかなりし頃の SF ファンとしては、どこかで聞いた話が多くて、イマイチ興奮しなかった。ウォード先生でもこうなっちゃうのは、ひょっとすると、人類の想像力の限界かも知れない。惑星科学や天文学なんて、想像を遥かに越えるものが見つかってきた歴史だ。まあ、その時に驚いて興奮するためには、こうやって、想像力の限界を感じておくのはいいことだ。 あと、地球型生命全体の分類群を命名規約にのっとって作っておく、なんてことをウォード先生やってるんだけど、言った者勝ちみたいなところがあって、そんで名前を残そうというのは、なんだかなあ、と感じた。それ以外が本当に見つかった時に見つけた人がやるべきですよこんなの。 翻訳は読みやすいが、地質用語で時々不適切な訳語が見られる(ま、地質用語だから気がつくわけで)。訳者はいずれも生物学の人みたいだが、ウォード先生の古生物学とは微妙に畑が違う。定着した訳語があるかどうか専門家に当たることはしてほしい。
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