羊水が腐る発言など高齢出産は常々話題に上るので興味があり、書籍の他に野田さんのブログやインタビューも読みました。執念で子宮に他人の卵子を入れ、帝王切開を経験した政治家の話です。彼女の出産育児に関する発言はまったく説得力はありません。彼女が答えた読売のインタビューでは、産むことより育てることが楽しいと発言していましたが、パートタイム政治家、パートタイム母なのでそう感じるのでしょう。彼女は、世間一般の大多数の母親が経験する慢性的な睡眠不足や産後の体調不良と戦いながら新生児に接するということは経験していません。超高齢出産と同じく非常に稀なケースです。子供に障害があるので医療関係者の手がありますが、これまた多くの母親がしているように不便な病院に寝泊まりして子供に常に寄り添っているわけでもなく、女子会にも行ける人です。この本を読んだ後、弁護士の大平光代さんを思い出しました。大平さんは野田さんの対極にいる方だと思いました。大平さんにこそ、子育てが一段落したら是非政治家として活躍してほしいと思いました。人の痛みを理解しようとする、弱い立場の人たちに対する思いやりを持った人だからです。真摯にお子さんと向かい合っていて、同じ母親としても大変尊敬できる人です。野田さんはインタビューで、育児の充足感をもっと若い人に伝えたいとありましたが、彼女は育児をしていると思っているからそう発言していますが、物事を客観的に見れないのには困ったものだと思いました。長い間大変な苦労したというわりには、失笑してしまうほど超中途半端な母親ぶりに、人としてはもちろん、政治家としても説得力と思いやりのない人なんだという事がよくわかった書籍でした。