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77 人中、67人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
目からウロコ!,
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レビュー対象商品: 生の短さについて 他2篇 (岩波文庫) (文庫)
良い生き方、意義のある生き方とは・・・?という答えを漠然と探している時この本を購入しました。自分の今までの価値観を根底から覆される内容が記されていました。 「目からウロコ」とはこのことです! 多忙を極める人間は愚人、栄華を極めた人物ほど愚人、成功して趣味や道楽に没頭する人間は愚人・・・ 等々、世間一般で羨望を受けている人物は愚かな人々だと一蹴しているのですから。 人生は短く、他人や仕事に時間を与えることこそ愚かなことであり、賢人は自分の時間を管理し、 自由に操ることのできる人物だという理論には、驚きながらも納得させられる部分が多々ありました。 私自身も日常多忙であり、仕事でも評価されていますが、 でもそうやって過ぎ去っていった日々を年老いて振り返った時に何が残るのか・・・ を想像させてくれた本でした。 今の年齢で、読んでみて良かったです。 今の時代にそぐわない点もあると思うので、全てを受け入れる訳ではありませんが、 今までの自分になかった価値観に目を開かせてくれた貴重な一冊でした。 ぜひ一読をお勧めします。
41 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
人生は有限、わかってはいるが〜,
By ゴン太 (東京都町田市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 生の短さについて 他2篇 (岩波文庫) (文庫)
「人々は時間を無料同然に惜しみなく使う。しかし、この同じ人々が病気にかかったときを見るがよい。もしも死の危険が刻一刻と近づいてくるならば、彼らは医者の肘にとりすがるではないか。」(P26)そう。もしあと余命何ヶ月とか宣告されていたら、たとえば年末に年賀状など書かないだろう。他にやりたいことはたくさんある。ただ、人間というのはそのような宣告を受けていない限り、いつか必ず死ぬとはわかっていても、明日はまず死なないだろう、1週間後もきっと死なないだろう、1ヵ月後もおそらく死んでいないだろう、1年後もたぶん死んでいないだろう・・・・・と、つまり今日と同じ明日がずっと続くもののように思って生きていくものである。だからこそ、本当は出たくもない結婚式に出席し、たいして親しくもない人の葬式に出席し、いやいやながら様々な会合に出席し、そうやって、自分の時間を惜しみなく人に差し出してしまうのだろう。それは駄目だ。もっと自分の時間を、自分の人生を大切にしなければならない。 ということはわかっているのだが、たとえば戦う哲学者中島義道のように「年賀状や喪中葉書は一切書かない」「結婚式や葬式は一切出席しない」「学会や懇親会も一切出ない」など、見事なまでの徹底した自分優先主義を貫徹するような勇気はない。せいぜい、本書を読んで、「ああ、今のままでは駄目だ、もっと自分の時間を切り売りしないで、自分のための時間を確保しなければ」と決意する程度のひ弱な小市民である。情けない。情けないが、本書を読むと、それではいけない、これは唯一にして有限なお前の人生である、しっかりせよと励まされるので、ついついページをめくってしまう本である。
26 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
生々しき生,
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レビュー対象商品: 生の短さについて 他2篇 (岩波文庫) (文庫)
本書は、3つの作品から構成されています。表題作である「人生の短さについて」に関することを以下述べます。この作品は、より長い時間を生きるとしても必ずしも充実しているとは限らず、それはむしろ短い人生なのではないか、という問いを投げかけています。時間の長さよりも、人生の充実にこそ価値を求めているように思われます。例えば、嫌々仕事をする時は仕事が速く終ることばかりを願い、時間が過ぎ去ることをいたずらに望みます。他方、集中して仕事をする時は、あっという間に時間が過ぎ去っていたということは多々あります。この後者において、その仕事には何か満たされるものを感じるのではないでしょうか。セネカはその実感を求めるように促しているように、私には思われます。 なお、この時間と実感とについては、ミヒャエル・エンデの『モモ』においても本作と類似した問題が投げかけられているように思います。
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