クリシュナムルティの傑作です。
新装版になりました。
ところが、この翻訳で採用された「一体化」という訳語はあまり原文の意味を伝えているとはいえません。新装版になったのですが、旧版の翻訳はもとのままです。(直すのかなと期待したのですが)
identificationは一般的には「同一化」「自己同一化」というように訳されることが多いです。自己の注意が何ものかに無意識的に吸い込まれてしまっている状態のことです。それに反して「一体化」という日本語が意味することはunificationが意味することに近いです。
この翻訳にはニュアンスというよりも意味のレベルで、同様のぶれがあるように感じます。かなり恣意的な訳が多いという指摘は、以前からさまざまなひとから、されています。そういったことを認識した上で、本当に書かれていることに興味がある人、理解したい人は、この翻訳書を購入したうえでさらに、原本を取り寄せて、原文をもとに要点を把握しながら読むのがお勧めです。
内容を見失わず、理解を深めるためのガイドとインデックスを各自で作成しながら研究すると良いと思います。久保田先生の翻訳も大変参考になるでしょう。
クリシュナムルティについて知るために役に立つ参考図書として以下のものがあります。
クリシュナムルティ・水晶の革命家