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生き延びるためのラカン (ちくま文庫)
 
 
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生き延びるためのラカン (ちくま文庫) [文庫]

斎藤 環
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 821 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

幻想と現実が接近しているこの世界で、できるだけリアルに生き延びるためのラカン解説書にして精神分析入門書。カバー絵に荒木飛呂彦。

内容(「BOOK」データベースより)

ストーカー、リストカット、ひきこもり、PTSD、おたくと腐女子、フェティシズム…「現代の社会は、なんだかラカンの言ったことが、それこそベタな感じで現実になってきている気がする」。電車内の携帯電話の不快なわけは?精神病とはどういう事態か?こうした問いにラカンはどう答えてくれているのか。幻想と現実がどんどん接近しているこの世界で、できるだけリアルに生き延びるためのラカン解説書にして精神分析入門。

登録情報

  • 文庫: 285ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2012/2/8)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4480429115
  • ISBN-13: 978-4480429117
  • 発売日: 2012/2/8
  • 商品パッケージの寸法: 14.6 x 11.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
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107 人中、95人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
私の専門は消費者行動論ですが、ふとした研究上の成り行きでラカン理論に辿り着きました。
ラカン本人の著書は非常に難解だと聞いていたため、
まずはラカンの解説書から入ることにしたのですが、
ラカンの場合そうした解説書すらも難解なものが多いというのが実状ではないでしょうか。
そんな中で知ったのが本書の存在でした。
あの非常に難解なラカン理論がよくもまぁここまで簡潔になったものだと、
ただただ感嘆させられるばかりの平易な解説。
すでに他の解説書から掴んでいた、ラカン理論に対する自分なりの何となくなイメージが
本書によって非常に具体的になり、また本書を読んでからは、
難解だと思われた他の解説書の記述もかなり明確に理解できるようになりました。
著者・斎藤氏の「日本一わかりやすいラカン入門」という目論見は
十分に果たされているのではないでしょうか。
下のレビュアーの方々も書いておられますが、「ラカン解説書を読むための」入門書として
最初に読まれるべきラカン本と言えるでしょう。

本書の次には、本書の最後でも紹介されている福原氏の『ラカン−鏡像段階』と、
新宮氏の『ラカンの精神分析』を読まれると良いと思います。
数あるラカン本の中
... 続きを読む ›
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Gori トップ100レビュアー VINE メンバー
形式:単行本
この本は、著者が、自分がラカンの信奉者であることの弁明を
することを趣旨に書かれた本である。だからわかりやすい。

なぜ、弁明が必要なのか。それは、精神分析が今、多くの批判にさらされているからである。
著者は、精神分析の力点を「治療よりも理解と解釈に置いている」とするが、それは、正しい立場だ。
精神分析家が「あの患者ともずいぶん普通に話し合えるようになりました」と言った場合、日常生活においてではなく、
その分析家のみとの関係あったりするからだ。精神分析は患者を治療しない。

フロイトもユングもラカンも、精神分析は理論であると定義した場合、それは、哲学や、「カルト宗教と通じる」とは
著者も認めるところだが、正解を求めても、それら理論は決して正解を出したりはしない。
ならば、こういうう考え方もあるのだと言うことで止めるのが良い態度である。

精神分析は、いろんな事象の感想文を書くときには、頼れる良きツールである。
そのくらいの謙虚さをもつこと。すべからくこの態度が大事だ。

なお、ラカンの解説書としては、他の本を読んで確かめてみようという気にさせるので、
評価は高い。「知的レベルの高い中学生なら読める」そうだ。
このレビューは参考になりましたか?
67 人中、51人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ラカン超入門 2006/12/18
By ソコツ トップ500レビュアー VINE メンバー
形式:単行本
ラカン入門書であり、精神分析的な人間理解の入門書である。入門書だからといって、無論あなどってはいけない。まず入門書であれば必ずクリアーしなければならない「かみくだく」という作業を、ちょっと粗野な感じがするけれどやさしいお兄さん、的な語りの文体を通して完璧にこなし(時に読者の顔色をうかがうような態度をみせるのが、謙遜さへの好感とへりくだりへのイライラの両方をもたらすのは微妙だが)、あの複雑怪奇で難解きわまりないラカンの思考をおそろしく簡潔かつ明確に提示している。「おそろしい」という畏怖の念の吐露は、本書のラカン本としての画期的なまでのわかりやすさを前にしては決しておおげさな形容ではない。明らかに前人未到の仕事である。もちろんその「わかりやすさ」がディープなラカン読者をいらだたせるのであろうと推測されるのだが、とりあえず「中学生」あたりを想定しているらしい本書の趣旨を理解するべきだろう。
そして、人間がわかる。この点について評価をする際には、それが「ラカン」に独自の見解であるか「斉藤環」によるラカン曲解の上での意見であるかはどうでもよい。とりあえす自分の意志とは別のところから生かされやがて死に、言葉をあやつり言葉にしがみつき言葉に絶望し、ときどき異性を愛したり憎んだり親を愛したり憎んだり、男でも女でもそれぞれの面倒くささを抱えながらまれに狂気に陥る私達の本性の一部を理解するの
... 続きを読む ›
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40 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ラカンの入門書の入門書の入門書 2006/12/14
形式:単行本
ラカンを理解したくて色々な入門書を読みましたが、それら殆どを途中で挫折した結果この本に辿り着き、ついに最後まで通読することができた1冊です。

ラカンに興味があるが原作を直接読める程の知識がない→だからその入門書から読もうと思ったが、その入門書に書いてあることもよくわからない→とにかくまずはラカンの思想のイメージだけでも自分の中に形作りたい。

そんな人にお勧めです。これを読んでから普通の入門書を読めば更に理解しやすいことでしょう。
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投稿日: 2011/9/18 投稿者: in-sight
5つ星のうち 5.0 ラカンの考えを自分で考えるための足掛かり
読書の目的は、著者の考えを自分自身がどう考えるかである。
ラカンは無駄に解りづらい言葉が多いため、考えの要諦を掴み難い。... 続きを読む
投稿日: 2011/2/20 投稿者: kokoko
5つ星のうち 5.0 上野千鶴子著『女ぎらい』に導かれ、本書に出会えた
『女ぎらい』での好意的な紹介に導かれ、本書を手に取り時間をかけて(繰り返し)読み込んだ。... 続きを読む
投稿日: 2010/12/21 投稿者: とある数楽者
5つ星のうち 2.0 解りやすくないですよ?
これを読んでもラカンは解らない。
どころか、解った気にさえなれない。
ましてや、生き延びる役に立つとは思えない。... 続きを読む
投稿日: 2008/8/5 投稿者: みかさ
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