駿台文庫から出版されている漢字練習本です。内容は7章構成になっています。
1〜3章は普通の書き取りと読み方の問題で、関連語も多数掲載されています。4章はセンター形式の問題、5章は四字熟語、6章は慣用句、7章は類義語、対義語、同音異義語、同訓異義語がまとめられています。
4章と7章は演習や総まとめ的な役割を担っていて、出題される語彙は1〜3章で学んだものとほとんど重複しています。
全ての語彙に意味や解説がついていて、また1〜5章は全て例文付きなので実際の使い方が分かるようになっています。わざわざ他の漢字演習書から乗り換える必要はありませんが、まだこういった語彙強化本を使用していない人には是非オススメします。
高校生は、志望校の問題に漢字問題が出題されるかどうかに関わらず、こういった語彙の本をしっかりこなしておくべきです。直接点数に反映されるわけではありませんが、現代文の読解力や記述力、あるいは訳しにくい英文和訳や要約を手早く正確にこなせるかどうか、ということの土台になるのは何よりもまず豊富なボキャブラリーです。
無事大学に進学した後も、専門科目のテストでは何千字という論述問題を解かされますし、また時には何万字というレポートや論文を書くことになります。しっかりとした日本語の土台ができていなければ、そういった時にまともに対応できませんし、何より大学での学びが何の意味もないものとなってしまいます。
こうした能力は一朝一夕では身に付きません。とにかく早いうちからコツコツと進めていきましょう。本書であれば毎日15分程度時間を割いて、何度も繰り返すのがいいでしょう。すぐに効果は実感できなくても、いつかは地道にやっておいて良かったと思える日がきます。
もちろん自分の日本語力に自信がない大学生や社会人にもオススメします。特に最近はパソコンや携帯の変換に頼っている人が大多数ですので、本書の3章の内容を完璧にこなせる人は社会人でも中々いないのではと思います。漢字はちゃんと書けてナンボと考えている方はぜひ本書にとりくんでみてはどうでしょう?