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生きる技法 [単行本(ソフトカバー)]

安冨 歩
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

最初に「生きるための根本原理」を導入しておきます。
それは―
【命題1-1】自立とは多くの人に依存することである。
人はどうしたら自由になれるか。幸福になれるか。
自分自身の内奥の感覚に忠実にしたがうこと。
さまざまな呪縛から脱出した東大教授、命がけの体験的人生論。

著者について

現在、東京大学東洋文化研究所教授
1963年、大阪府生まれ。京都大学経済学部卒業後、銀行勤務。
京都大学大学院経済学研究科修士課程終了。
まず自分を知り生き る力になる学問をめざしている。
著書『「満州国」の金融』(日経経済図書文化賞、創文社)
『複雑さを生きる』(岩波書店)
『ハラスメントは連鎖する』(光文社新書)
『生きるための経済学』(NHKブックス)

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 187ページ
  • 出版社: 青灯社 (2011/12/23)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4862280552
  • ISBN-13: 978-4862280558
  • 発売日: 2011/12/23
  • 商品の寸法: 18.9 x 12.9 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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49 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
いろいろなレビューがこれから出てくる本だと思いますが、私は、将来不安ばかりで、希望が見えない(かのようにみえる)日本経済で、働くことやキャリア形成で悩んでいる人にこそ、読んでもらいたい本だと感じました。(それ以外の人にも効用がありますが。)要は、転職を考えている人や就職が決まらず困っている学生さんとかです。

私の個人的経験でしかないのですが、「命題6-9:どれかを選択した以上、別の選択はもう閉じられている、と感じるのは誤りである」との言葉を読み、衝撃を受けました。おそらく、働くことに関する悩みの多くは、日本経済の閉塞感に関係していると思います。不況下では、選択肢は多くはなく、数少ない選択肢にしがみつくしかないと感じている人は少なくないのではないでしょうか。しかし、そんな風に感じること自体が間違いであり、勝手に自分で自分を閉塞感に追い込んでいるだけであることに気づかされます。

とにかく、就職や転職など、働くことに不安を抱えている人は、本書をまずは立ち読みしてみてください。絶対にその価値はあります。そして、たぶん、購入してしまうと思います。

非常に下手なレビューになってしまいましたが、現在の日本で働くうえで、最高の希望学は本書です。

また、福岡伸一さんの『動的平衡』および『動的平衡2』に関心と共感をもった方であれば、本書は、動的平衡的な生命観を人文社会科学へ応用した世界観を表明したものということもでき、おすすめです。福岡氏ファンの方にも、おすすめな人生論・社会論でもあります。
このレビューは参考になりましたか?
40 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 愚樵
★5つの評価は思いっきり主観的。本書が誘うコペルニクス的転回に乗ることができるかどうかで評価は大きく異なるだろう。客観的評価のしようがない本であるともいえるが、それもそのはずで、内容紹介にもあるとおり「さまざまな呪縛から脱出した東大教授の命がけの体験的人生論」であるのだから。

本書を読むのであれば「著者の言葉」を信じるべき。自立について、友だちについて、愛について、貨幣について。こうした言葉の世間一般のイメージを、本書は命題を立てて論証するという知的アプローチでひっくり返していく。これは快感である。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
夢とは何か? 2012/3/20
これから色々な感想がついて来ると思いますが、レビュワーの気づき点は以下の
とおりです。

・「世間的に勝ち組とされる能力の高い人たちほど、何を得ても満たされない
 悪循環に入っており本人たちは決して幸福感を味わえていない」この記述には
 共感できます。変人系のレビュワーも、恐らくその末端に居る種類の人間で
 しょうから。

・「夢とは言葉で定義できるようなものではない」その通り!
 筆者らしい抑制された文体で、その理由を淡々と語ってくれています。
 レビュワーの夢ですか? 子孫への借財を作ることなく、無駄に医療費など
 かけずに死ねることでしょうか。今の日本の政財界を反面教師にして、自身の
 生きる道の軸にしようと思っています。

・レビュワーは、他著作へのレビューでも明かしているように軽微なアスペルガー
 症候群です。ただ「聴覚優位」である所が非常に珍しいとは診断医のご指摘。
 それゆえ、文体といわゆる「言霊」の方に過敏に反応する傾向がありますが、
 著者はその逆で、恐らく「視覚優位」のやはり高機能アスペルガーの気配がします。
 ご自身の半生を前半で淡々と描かれている件を読んでみてもその感を強く
 します。「視覚優位」であるがゆえに、"生きる原理を法則化"して整理しよう
 とするのでしょう。

いずれにせよ、現役世代にお勧めしたい。人生の目的はお金でも地位、名誉でも
ありません。自分が幸福感を得られるならば、ホームレスでもいいんです。
必要物資がかからないだけ、お金持ちで不幸な人よりもよほど「費用対幸福感効果」
が大きく、借金まみれのこの国では貴重な存在たりえるでしょう。
現実にそこまでの勇気はレビュワーにはまだありませんが(笑)
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