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生きることの意味―ある少年のおいたち (ちくま文庫)
 
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生きることの意味―ある少年のおいたち (ちくま文庫) [文庫]

高 史明
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

父と兄に見守られて育った幼い日々は、学校に通うようになって、がらりと変った。小さな肩に背負いきれないほどのつらい出来事が彼を襲う。さまざまな衝突をくり返し、死を考える彼をささえたのは、人間のやさしさだった。戦時下の日本に生まれ、敗戦を迎えるまでの一在日朝鮮人少年のおいたちをたどりながら、人間が生きることの意味を考える。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

高 史明
1932年、山口県に生まれる。在日朝鮮人二世として、さまざまな困難の中、多くの職業を経験、その間独学。最初の小説『夜がときの歩みを暗くするとき』(筑摩書房)を発表し、以後作家生活に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 249ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1986/01)
  • ISBN-10: 4480020349
  • ISBN-13: 978-4480020345
  • 発売日: 1986/01
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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40 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
生きるとは 2005/6/29
形式:文庫
 自分にとって大切な本があまりにも低い評価だったので、たまらずに書きました。人生について書かれた本はたくさん読んできたのですが、この本は自分にとってはとても大切な本のひとつです。
 ひとりの人間が「人生」というあまりにも漠然とした、しかし最も重い命題に対していったい何が書けるというのだろうか?それぞれの人生を歩む上で得てきた自分なりのものを真摯に示し、そこで自分はどう思うのか、そして読者はどうかと問いかける。これ以外にどう書けるというのだろうか。具体的なことを示し抽象的なことを問う、これが人生を語る上での良書の要素ではないかと思います。この本はそういう意味で良書です。人は望む望まないにかかわらず生まれてきた、という不条理を皆平等に抱えて生きています。日本に生まれ育った日本人には想像もつかない不条理を背負い、生き抜かねばならない少年の育っていく姿、そしてそれに絡んでくる人たちの姿をみて自分なりに多くを学んだ気がします。
 「生きることの意味」という題名をつけるとき、著者はひどく迷ったのではないかと想像します。朴直すぎてあまりにもわざとらしいから。ですが、生きることに悩む人たちにとっては直球で心にぶつかったくるはずです。星の数に惑わされず気になったらぜひ読んで下さい。読んでみて全然心に響かなかったらそれはそれでいいじゃないですか。それが読書なのですから。
このレビューは参考になりましたか?
30 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By northan
形式:文庫
小学生の夏休み頃、家の本棚においてあるこの本をとって、
家の2階でクーラーも、扇風機もかけずに、汗をかきながら、涙がとまらなかった記憶がある。

感受性豊かだった時期ということもあると思うが、一言で言うと
理不尽という名の暴力に扱われる少年にひどく感情移入してしまった。

あれから読み返していませんが、涙を流した記憶はなかなか消えないものです。。。

このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
これほど緊張感を持って読める本は少ないです。
生きる、生き抜くということ、
そしてその手(心)がかりについて深く考えさせられます。

母親がいないということだけでも相当につらいことなのに、
出生に関する、子供には理解できない他者との違いを認識させられ、
自己を支えている基盤がそれにより崩れ去りそうになる恐怖にさらされ、
さらにそんな子供の自分の心情を理解してはいない父、、
そしてあの戦前戦後の厳しい時代です。

自分なら数回ドロップアウトしてそうな人生において
ルサンチマン的心情に取り込まれることなく、
優しさについて、人生について、人間について深い考察を
提示してくれる著者には感謝したいと思いました。

人間的、母性的な愛を欲していた(無意識にか、本能的にか)著者が、
少しでも他者からその温度を感じたときの考察、
特に恩師とのエピソードは感動的に伝わってきた。
我々であればそこまで深く感じないことも、作者は
深く捉えて、そこに生きることの手がかりというか、心がかりを
見つけようとして、そこに入り込みたいという想いが自分には感じ取れた。

この本のことを思い出すと自分がとんだ甘ちゃんだ
ということを思い出させられる。

しかもこの本を出された後にお子さんも無くされて、、
何という人生という名の苦行だろうと思ってしまいます。
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年に何冊かは、良書にめぐりあう。
この本は、紛れもなくそんな本だ。
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高史明と対峙しないといけない凄い書。
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投稿日: 2003/5/2 投稿者: shochan
生きることの意味
ある少年のおいたち。戦時下の日本に生まれ、敗戦を迎えるまでの一朝鮮人少年のおいたちをたどりながら、人間が生きる事の意味を考えさせられます。
投稿日: 2003/3/24
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