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生きぬくことは冒険だよ
 
 

生きぬくことは冒険だよ [単行本]

長谷川 恒男 , 長谷川 昌美 , 小田 豊二


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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

マッターホルン、アイガー、グランドジョラスの三大北壁冬季単独登攀をなし遂げ、’91年10月、ウルタルII峰で雪崩に巻き込まれ、遭難死――。山に生きたアルピニストのラスト・メッセージ!

内容(「BOOK」データベースより)

マッターホルン、アイガー、グランドジョラスの三大北壁冬季単独登攀をなし遂げ、1991年10月、ウルタル2峰で雪崩に巻きこまれ亡くなった男の軌跡。アルピニスト長谷川恒男のラスト・メッセージ。

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By 志村真幸 トップ50レビュアー VINE™ メンバー
 1992年に出た単行本の文庫化。

 長谷川恒男がウルタル2峰で遭難死してから5ヶ月後、未発表の原稿が自宅から出てきた。アルプス三大北壁の単独初登攀を成し遂げたときの記録であった。それに、ナンガパルパット単独登攀の際のトランシーバー交信の記録、講演録、インタビューなどを加えて一冊としたもの。

 長谷川の内情が隠すことなく描かれている点が面白い。登山に取りかかる前の倦怠感や恐怖、登攀中の逡巡や臆病さ。心の弱さが吐露されているのである。しかも、まったく飾りがない。

 登山記でここまで素直に書かれたものは少ない。その意味では面白かった。

 登山家としての魅力のある人だ。

 ただ、文章には食い足りなさが残る。
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By jazzy4 VINE™ メンバー
「岸壁よおはよう」では15歳で始めた山登りから、無我夢中で、時には名を上げるためにやってきたクライミングへと進んで行き、この「生き抜くことは冒険だよ」ではヨーロッパの3大北壁単独登攀という極限を越える行動から得た哲学へと円熟されていきます。

「思考は恐怖をたくさんもっている。肉体的な苦痛も知っている。しかし、思考を越えた意識によって行動は起こされていた。」

「おまえは孤独なのか・・・」「・・・決して孤独ではないと思いあたった。むしろ都会の雑踏の中にいながら、自分自身を理解してくれない人に囲まれているほうが孤独だ。自己表現をする方法が見つからないほうが、はるかに孤独だ。私は孤独じゃない。ひとりでいるという物理的なことは越えられる、と思ったとき、5日目も終わろうとしていた。」

「・・・自分の身体と意識とが離れていくような状態がこの日に起こった。・・・動いている自分を別の空間から見ているような気がする。・・・後日、禅の僧侶にその話を伝えたら、その状態になるには、禅の修業をして三十年以上かかると言われた。」

最後の山ウルタンへは「今回の登山のテーマは調和です」と、何度もくり返していたようだ。

自然を心から愛した恒夫氏を失ったのは残念でならない。
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