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しかしながら、般若心経とは他の経典と違い、講釈を全て切り捨てて極端にシンプルにした経典である。そのことを考えた場合、ごてごてと解釈をディティールとして付け加えたものよりこの本のようにシンプルに訳文のみを読んでもらったほうがこの経典の設計コンセプトに近いのではないかと思う。
訳文についてもとやかくいう人もいるかもしれないが、あまり問題にしたくない。この本の著者は数十年間病に伏していたそうだがその体験が文章に品格と実感を与えていると思う。我々にとってはその期間は「何も出来ずに無駄にすごした」と思えるかもしれない。しかし、この人の人生にとってはその時間とは、ほとんどの人が理解することなく一生を終える「空」を本当に自分のものにするための「修行期間」だったのではないかと私には思える。
がしかし、気持ちが「このまま置いていきたくない」と言っていた。
「この本は、これからいろいろなことを教えてくれる」とも囁いた。
つまり、魂に響いてしまったのだ。
仕方がないので、そのままレジへ。
久しぶりに本を衝動買いしてしまった。
ちょうどそのとき、この本に出会い、ほんとうにわかりやすく、そしてこころにひびくリズムと内容で、般若心経の世界観を知ることができました(ただ、読めば読むほど、奥が深すぎて理解できたという所には到底達しませんが)。
また、英語訳が最後に載っているのですが、この訳がとても素晴らしいし、わかりやすく、外国人の方にも日本の仏教の教えもわかってもられえるものになっていると思います。私自身、欧米にホームステイ等でいくと、仏教はキリスト教とどう違うのかと必ず聞かれ、今まで良い返事が英語力もありませんから、できませんでした。この本を持っていって、読んでもらえば、きっとわかってもらえると思います。
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