生きているか、死んでいるかわからないほど、
現実逃避しながら自傷行為の依存症になっている人を
描いているノンフィクション。
表題はそういう現実感の薄い人向けの警告であって、
「死なない」はずと勝手に思っている人に対してのもの。
「死なないはずの人が死んだ」「だから本書には説得力がない」
なんていうのは、誤解もはなはだしい。
そういう書評は、本書を読んでない悪意の書き込みかもしれないが、
同じ著者の書いた『「死ぬ自由」という名の救い/ネット心中と
精神科医』(河出書房新社)を読めば、死なないはずの人が
死んでしまう理由の多くは、ずさんな精神医療であることがわかる。
この『生きちゃってるし〜』は既にロングセラーになっており、
多くのココロ系書籍が医者の立場からのものであるのに対して、
当事者である患者自身にとって必要なことを描いている点で買い。