もう続編とかは書かれないんだろうな、と思っていたので、
続編が刊行!しかも知った時は、発売日がすぐだという事で
とても楽しみにしておりました。
太田先生の作品は、困った事に読み易すぎて、この位の
厚さの本だと、数時間で読み終わってしまいます。
今回も、読み始めて2時間ほどで半分まで読んでしまった
ので、勿体無くて強制的に中断し、何日か後に改めて続きを
読んで堪能する事にしました。
内容は探偵甘栗君再び!
前作は夏休みのお話でしたが、今回は新学期のお話。
より少年らしい日常に囲まれる甘栗君ですが、そこには
やはり事件が!
太田先生の書かれる少年は、心に痛みを抱えていますが、
甘栗君は中でも一番飄々とした印象を受ける少年です。
この作品でも、父親の死についての今の心境の吐露が
ありますが、それがとても自然で、非常にすんなりと
納得出来るのです。
色々作品を読みますが、設定として暗い過去などをつけたがる
物語の場合、作者の実感が伴わない設定が、読者に違和感を
与えてしまいがちです。
そんな作品が多い中、彼の行動、言動、そして心情に違和感を
感じない、つまりは作品中に没頭出来る作品は、そうそうない
のではないのでしょうか?
是非手にとって読んでみて下さい。
なのになんで☆4つかと言いますと、今作では『登場して欲しい!』
と思っていた、前作のキャラが出て来ないのでした。
前作からの登場人物は何人か出て来るのですが、私にとって
重要なキャラが出てないのは非常に悲しい!
その子が探偵助手みたいに登場してくれるものだとばかり思って
いたので、それで☆マイナス1させて頂きました。
作品には何の落ち度もありません…。
最後に前作、今作共に、名古屋の美味しそうな食べ物が出て来る
のですが、『東京モンでは食べられないよ!』と歯ぎしり…。
名古屋に行く事があったら、絶対食べたいものが増えました!