「さよならはいちどだけ」の奥付は03年5月になっているので、5年を経て発行になった本巻。
王道の前2作と変わって、今度の表題作はリーマンラブなのだけど、やっぱり安心して読めます。
恋におちたら・・バイト先で見て、ずっと気になっていた彼。恋人と
別れたみたいで、恋人にはなれなくても、いっしょにいて、元気
づけることはできるよ。でもいっしょにいると、もっとすごく好きに
なる・・・しちゃいけないって思ってた恋だ。
(2005年2月 ルチル vol.8)
sugar and dry・・先週おれと寝たひとは、おだやかですごく優しくて・・・
でも事情ができたんだからしょうがない。お金が要るんだ。
(2004年11月 ルチル vol.7)
早起きのためのただひとつの方法・・おれの担任する生徒が、最近
好きだなんて冗談を言ってきて、何を考えてるんだ?遅刻しない
なんて、常習犯にできるわけがない、と思っていたのに・・・
(2002年10月 アンソロジールチル vol.14)
temptation/temptationII・・非の打ちどころのない俺が、恋だけ
できないのは、あの初恋よりもこの胸を焦がす恋を探してるから。
俺が女を愛せないから、かもしれないとは思いたくない!けど、
なんで今さら現れるんだ・・・目覚めないでくれ 俺の血よ
(2003年8/11月 ルチル vol.2/3)
みつめていたい・・僕を追う視線に気づいた。告白を待ってたのに、
おれの初恋の人と再婚するママが依頼した探偵だったなんて。
この一週間、ママの結婚のことなんて思い出しもしなかったのに
(2006年2月 ルチル vol.12)
甘い週末・・おれが男しか愛せない男と知っても、遠ざかることなく
つきあってくれて、淡い期待を抱いていたおれの想い人は、突然
5歳の娘の父親になってしまって、ともに過ごす時間もなくなった。
だけど思いがけず、彼といられる幸せな時間を分けてくれる優しい
恋敵だ・・・ったのに、ロリコン?言うにことかいて。男が好きだって
知ってるくせに。
(2008年1月 ルチル vol.22)
HAPPY EVER AFTER・・「甘い週末」のその後エピソード
(「甘い週末」ともどもリーマンものなのに、これがいちばん女の子
の夢 直撃ようっ!) (描き下ろし)
「バラ色の告白」という本での、レビュアーさんのレビューがなんと的確なんじゃろう
と思って、書き始めた花田祐実ちゃんのレビュー。
祐実ちゃんがヤングレディースで描いてるマンガで、ここ、ここ、この、私の女の子の
感性を弾く表現が好きなのよ、という部分はやっぱりBLでも同じで。
BLは少女マンガだよ、と思うこの頃に、本家少女マンガでは、兄妹が愛しあい、
最終回になる以前に結ばれたり、養育する少女が13、4になったら我がものに
する、などイレギュラーがある中(特に後者は、こりゃレモンピープルか、と思ったよ)、
まさに、BLって女の子が読むための少女マンガだよ、の持論を裏付けるテキストなのだ。
これからも時〜々でいいから描き続けて欲しいなあ。