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25 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
耽美の最果て,
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レビュー対象商品: 甘い蜜の部屋 (ちくま文庫) (文庫)
甘い蜜の部屋。ひたすら濃密なリフレインが繰り返され、読み手は疲弊する。 文字通り森茉莉に、いや愛らしい獣モイラに 振り回される獲物になった気分です。 それでもページをめくる手を止められない。 続きが気になって仕方が無くなる。 そんな本です。 読み終えたあとはただただ気怠く 大正ロマンやレトロ感を感じたい耽美な方には
33 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
似た話を全く知らない,
By カスタマー
レビュー対象商品: 甘い蜜の部屋 (ちくま文庫) (文庫)
娘と父の、あいまいで確かな愛を、エロティックに清潔に書いた作品を他に知らない。しかもここまで徹底的に。 純粋さと残酷さの混交。 類をみない優れた小説としか言い様がない。 独特のリズムで書かれた文章も、スタイルを確立している。 読む度にため息のでる一冊です。
21 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最強のロリータ,
By aquans2 (兵庫県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 甘い蜜の部屋 (ちくま文庫) (文庫)
この作品を読んで、それまで耽美小説に持っていた先入観が見事に崩壊してしまった。この作品の主人公モイラは耽美小説にありがちな、美貌の持ち主あるいは美貌の人を焦がれる、か弱い人物ではない。 異常なほどかわいらしく華奢な容姿でありながら、モイラの内面はおそろしいまでに頑丈である。自分の美貌が、言動が、行動が相手を破滅に追いやったとしても、モイラはまったく動じないし、面白そうにその様子を眺めていることすらある。 義務、道徳、罪悪感から完全に自由の身であるモイラは、自分の好ましいと思うことだけを気の向く時にだけやって過ごすという、現代を生きる私たちにとっては「ありえない」事を日常として生きている。 「21世紀の日本の(平等な)社会」に慣れた人が実際にモイラを見ればかなりの嫌悪感を抱くだろうことは確実である。しかし不思議なことに、この本を読む限りでは間違いなく私たちはモイラの虜になってしまう。モイラを知って破滅していった男たちと同じに。 「あとがき」では3人の森茉莉に関する文章が収められており、小説からはうかがい知ることのできない作者の一面を知ることができてこちらも興味深い。
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