ミストレスシリーズの完結編第三弾
帯に「愛してるといってほしいだけ」と書いてあったとおりのせつないストーリーでした
第一弾に登場したセントジョージの娘ガブリエラは叔父で仇のレイフとヒーローを間違って
しまいます。かたや十七歳のガブリエラと三十代のトニーではあっさり勝負がつき、そのうえ
ファーストキスまでしっかり奪われてしまい、ヒーローもこれで自分の首を締めてしまいます
十歳以上の歳の差があって大人のトニーがほんの十七歳の彼女に翻弄されていく姿は見物です
それにキスシーンでは先生と生徒のような雰囲気があり、ドキドキしてしまいます
惹かれてはいけない相手だと想うと余計に深みにハマってしまうんですねー
誤解が解けて一緒に暮らすレイフとガブリエラは社交界にもデビューし、何不自由なく暮らせるはずが
父のスキャンダルでけっこう苛められ、そのたびにトニーが庇ってくれ後ろ盾になってくれます。
それはレイフに頼まれたからなのですが、トニー自身を見張る人間は誰もおらずガブリエラは
どんどん彼に惹かれていき、トニーも彼女の魅力には抗えず何度も二人は逢瀬を交わします。
ある晩出先で暴動があり屋敷まで歩いて帰る羽目になり、トニーと別れた愛人が助け舟を出して
トニーにガブリエラを守りたいなら、とよりを戻す計略を持ちかけるのですが、トニーの心は
すでに彼女だけのもの。プロポーズと結婚でこの愛人を出し抜き、二人はやっと結ばれます
この時の叔父であるレイフの様子がすごくおかしくて、前作2作では見られなかった顔が見られます
個人的にはココがツボでしたね(笑)
だけど結婚したにも関わらずトニーは愛を口にせず、偶然「愛してなどいない」という言葉を新妻に
聞かれてしまいガブリエラは深く深く傷付きます。
トニーにはトニーの過去があって、それも徐々に明らかになっていきます。
悩みぬき別居などしますが、最後はとにかくステキな結末になっていて甘いセリフで締めくくっています
全体に甘い二人のラブラブ状態ですが、ストーリーが引き締まる要素がちゃんとあってとっても
とってもステキでした。
作者のリタ賞受賞作「あやまちは愛」のバイオレットがほんの束の間登場しますが、時系列でいくと
「あやまちは愛」の前のストーリーのようで、ファンにはうれしいオマケがありました
正直言ってこれでシリーズは完結になるのは寂しいのですが、新たなシリーズがはじまりそちらも
目が離せない内容なので、楽しみです!!!!