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作家を夢見てローマに出てきたものの、今ではしがないゴシップ記者に甘んじているマルチェロ(マルチェロ・マストロヤンニ)の遍歴。彼が大富豪の娘(アヌーク・エイメ)と一夜を共にし、帰宅すると同棲相手が自殺未遂。取材で知り合ったハリウッド・スター(アニタ・エクバーグ)にはさんざん振り回され、唯一のより所でもあった知的な友人は、子どもと一緒に自殺してしまう。ショックを受けたマルチェロは乱痴気パーティへと興じていき…。
空輸される巨大なキリスト像や、腐乱した魚など、シンボリックな映像を巧みに用いながら、現代ローマの狂気と紙一重の絶望的退廃が徹底的に描かれる、イタリア映画界の名匠フェデリコ・フェリーニ監督の秀作である。カンヌ国際映画祭グランプリ、そしてアカデミー賞衣裳デザイン賞を受賞。(的田也寸志)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
60年のカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞し、フェデリコ・フェリーニ監督の地位と名誉を不動のものにした傑作が「LOVE! シネマ2500シリーズ」に登場。倦怠と頽廃に満ちた乱痴気騒ぎを鮮烈にパノラマ風に綴り、人間の不毛な生き様を鋭く風刺する。