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環境経済学入門
 
 

環境経済学入門 [単行本]

R.ケリー ターナー , イアン ベイトマン , デビッド ピアス , R.Kerry Turner , Ian Bateman , David Pearce , 大沼 あゆみ
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

日経BP企画

環境経済学入門
 環境問題は道義的理由や感情的な要因で論じられることが多い。「熱帯林の乱伐、野生動物の乱獲は許せない」「次世代に“緑の地球”を残さなければ」といった具合で、もっともな主張ではある。

 だが、実は経済学的な視点に立っても、環境保全に取り組むことには合理的な理由がある。「環境」には資源の提供や廃棄物の処理といった機能がある。環境が悪化すれば、経済成長にもマイナスの影響を及ぼすことは避けられないのだ。

 本書は経済学の一分野となった環境経済学の基本原則や理論を解説するもの。1993年に英国で発行後、高い評判を得たという一冊である。

「市場機能」不全で環境悪化インセンティブの働く仕組み必須

 興味をそそられるのは、環境と市場の関係を論じたくだりだ。環境経済学では、環境がここまで悪化した原因は市場機能が正常に働いてこなかったためと説明する。「環境資源を使用し環境汚染を引き起こしている企業は、その費用を正しく負担していない」。これまで、その費用は社会に押しつけられてきたから、企業が環境保全に取り組むインセンティブは働かなかった。

 では、どんな仕組みを構築すれば環境悪化を食い止め、改善することができるのだろうか。本書では環境税、課徴金、デポジット制度(預託払い戻し制度)など欧米諸国が取り入れる、さまざまな仕組みの内容と効果を検証する。

 こうした記述を読み進めていくと、日本で経済的インセンティブの働く政策導入がなかなか進まないことが気になってくる。いずれの政策も、導入した場合の産業競争力の衰えや消費の減退を懸念する声が根強い。しかし、慢性的な不況下、市場機能が働かなければ環境保全型商品・サービスの普及に弾みがつかないのは明らかだろう。環境汚染を防げなければ、結局、産業界も手痛いしっぺ返しを受けるのだという視点が忘れられているように思えてならない。

  タイトルを見ると、とっつきにくい内容に思えるが、学生や専門家ではなく、一般の読者向けに平易な言葉で書かれている。一般のビジネスマンは触れる機会の少ない環境経済学を概観できる入門書として一読の価値がある。

(日経ビジネス 小林佳代)
(日経エコロジー 2001/05/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)

出版社/著者からの内容紹介

環境にかかわる領域は幅広い。本書は、環境経済学の基本理論から政策手段にいたるまでを、事例を挙げながら、やさしく解説。環境問題に関心のある人には必読。

登録情報

  • 単行本: 345ページ
  • 出版社: 東洋経済新報社 (2001/02)
  • ISBN-10: 4492312870
  • ISBN-13: 978-4492312872
  • 発売日: 2001/02
  • 商品の寸法: 21 x 15 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 187,557位 (本のベストセラーを見る)
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According to the authors of a recent non-conventional economics text it is important to recognize that human communities are part of a larger community that encompasses both them and non-human nature (Daly and Cobb, 1990). 最初のページを読む
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形式:ペーパーバック
本書籍の著者は、国際機関などにおいても活躍されており環境経済分野に大きな貢献をしてきた。環境関連分野の書籍も多数出版されており非常に参考となる。本書の内容としては、前半部分では「環境と経済」に関わる教養編であり、中盤へと読み進めて行くにつれてミクロ経済学を活用しながら環境問題に取り組んでいるが、ミクロ経済学のレベルとしては「マンキュー経済学(ミクロ編)」あたりに触れている人ならば十分に安心して読破できます。経済学で活用されるような微分積分は出てきませんので、ある意味では、数学アレルギーの方でも抵抗ないと思います。できれば、本書とともに、日本評論社から出版されているバリー・C・フィールド著の「環境経済学入門」と併読されると環境経済学への理解度がさらに深まります。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
この本を読んではじめて環境経済学にふれたのですが、それほど拒否反応を持つことなく入門できました。グラフの見方ではじめは多少戸惑うこともあったのですが、いったん見方がわかるとおもしろいように理解できました。「経済的視点に立って環境を考える」とはどういうことなのかがわかりやすく書かれています。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
結局「環境保護」などと叫ばれているのは「人間の為」なんだなと痛感します。
「経済的な」視点から見ることを目的とした本ですが、
社会=人間の集合体 である以上多くの考え方なども紹介されています。
一応 経済学 なので税が多く採り上げられています。
とはいてもピグー税を習ったことのない他学部の方でもさほど苦労せず読めます。
ページ数に気おされるかも知れませんが。

環境経済入門という授業で指定されていたテキストでした。
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