本書の著者はジョージワシントン大学やマサチューセッツ大学などにて活躍してきた先生であり、コーネル大学から修士号、カリフォルニア大学バークレー校から博士号を受けており、環境・資源経済学の分野において重要な貢献をしてきた人物である。本書の内容は、著者がこれまで経験してきた大学での教育活動などを踏まえたものであり、学部生レベルでも十分に理解できる内容である。複雑な経済数学などは出てこないので、入門編として読み易いだろう。超初心者の方は前半部分からコツコツと読んでいけば、それほど道に迷うことなく読み込めるでしょう。ミクロ経済学に若干にでも触れたことのある方は、第5章以降から面白さが出てくると思います。後半部分では「財産権と環境」との関わりや、「コマンド&コントロールおよび排出課徴金と環境」との関係などについて具体的な事例とともに紹介されています。洋書では、本書の改訂版が出版されているようです。