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環境思想とは何か―環境主義からエコロジズムへ (ちくま新書)
 
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環境思想とは何か―環境主義からエコロジズムへ (ちくま新書) [新書]

松野 弘
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 903 通常配送無料 詳細
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合計価格: ¥ 1,701

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

今日の地球環境危機は、産業革命以来の物質文明のあり方に対して、われわれに根本的な変革を迫っているといっても過言ではない。そのために本書ではまず、このような危機的状況をもたらした近代産業主義思想そのものを問いなおし、近代から現代に至るまで「環境問題」をめぐってどのような思想が展開されてきたのかを多角的に検討していく。これらの作業は“緑の社会”を実現していく上で重要な示唆を与えてくれるだろう。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

松野 弘
1947年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部社会学専攻卒業。日本大学文理学部教授を経て、千葉大学大学院人文社会科学研究科教授。博士(人間科学、早稲田大学)。日本学術会議特任連携会員(環境学委員会)。「環境思想研究会」代表。専門分野は環境思想論/環境社会論、産業社会論/CSR論・「企業と社会」論、地域社会論/まちづくり論等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 300ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2009/11)
  • ISBN-10: 4480065199
  • ISBN-13: 978-4480065193
  • 発売日: 2009/11
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
悪文 2010/3/3
形式:新書
「環境思想」について、体系的・網羅的に記述されているので、この分野に初めて接する読者にとっては、入門書としていいと思います。

ただ全体的に抽象的なキーワードが羅列され、表面的な説明がなされているだけなので、深い理解は得られません。また各章で似たような内容の事柄が繰り返されているので、やや退屈です。

一番の問題点は著者の日本語です。言葉遣いが堅く、一文が長いので、非常に読みづらいです。また文法上の間違い(特に助詞の使い方)が多く、文章の論理構造が不明瞭なので、文意をつかむことが困難です。一例を挙げると、

「そこで、われわれは、環境思想を市民生活と密接に関わる環境思想領域のエコロジー化によってもたらされる新しい学問領域、すなわち、環境政治思想、環境経済思想、環境文化思想、環境法思想、等を有機的に統合化させることによって、これらの環境思想の現代的な視点と今後の方向性について示唆していくことにする。」(p199f)

「われわれは、環境思想を」の部分はどこにつながるのでしょうか。「環境思想領域のエコロジー化」とは何のことでしょうか。著者の言いたいことはなんとなく想像できるのですが、こういう文章が頻繁に出てくるので、非常に疲れます。
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By JD-33pg
形式:新書
環境思想について、これほど体系的にまとめられた好著は無いであろう。
しかも、ただ環境思想を歴史的に整理しただけの本ではない。

著者は、「技術」による環境問題の解決を対症療法と批判し、「環境思想」こそが
重要な役割を果たすべきと主張する。その道程はそれほど単純なものではないにせよ、
そのために現実的・実用的な理論や政策提言がなされており、環境問題の中核にズバリ迫る名著である。

産業主義思想との関連において環境社会論を論じる流れは、実に説得的で鮮やかな筆致である。
また最後の付録に、文献と「現代環境思想の潮流」年表が整理されており、理解をさらに深める上で有用である。

読了後、とても新書とは思えないほどの圧倒的な知識量と内容量に圧倒された。
それは、まず著者が、環境思想/環境社会論、産業社会論・CSR論、地域社会論などを
専門とする研究者であり、幅広い視野を持っているからであろう。
行間にも多くの知識や思想が見え隠れする。
もう一つは、著者が世界中の研究者と相対して議論を重ねてきたことが、
小さな本とは思えない深みと厚みの理由であろう。

最新の研究理論が並び、一冊の大きな研究書並にエッセンスが詰まっている本であるが、
一つ一つ著者の丁寧な説明・定義がなされているため、
学生・研究者のみならず、一般的にも十分に理解できる良書である。

環境問題に関心のある人にはもちろん、思想や理論が無力だと斜に構える人々にも
是非とも一読をお勧めしたい。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くにたち蟄居日記 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
 環境問題への興味が少しづつ増えてきたので、かかる題名の本を初めて読む機会を得た。

 陳腐な話だが、人間と自然との関係をどう見るのかという点が出発点であり、かつ、終着点であろうということを強く感じた。
 「人間は自然の主である」という暗黙の前提があり、それを踏まえて、環境問題を考えることに危うさを著者は繰り返している。人間が主である以上、環境を「自分たちの都合良く」保全するための技術探究が、今、例えば新聞で毎日記事にされる経済欄での「環境問題」であることを再度強く感じた。
 不況の中で、環境技術を起爆剤とした経済成長という議論も多い。その背景として「人間の経済は成長しなくてはならない」という暗黙の前提がまず有る事ははっきりしている。その点から疑いを投げかけるラディカルな環境思想があることも、今回勉強になった点だ。

 色々な問題はあるが、人間は環境というものを考えた初めての動物なのだとは思う。まだ歴史が浅いわけで、考えが進化かつ深化するには時間も掛かろう。但し、初めの一歩を踏み出していることも確かだ。その意味でも新しい学問であり、哲学であり、運動である。これからゆっくり勉強して行こうと考えた次第だ。
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