だが現在、足元を見れば、山村の過疎、水問題、放置された森林……山紫水明と言われた地は「手抜き列島」と化している。このままだと、水は飲めない、森がなくなる、という事態も起こりうる。
著者は言う山・川・海・米があるのも、それを守る人がいたから。その守り手の歴史と知恵を人類の生きる術として、世界に伝えていく、それなくして環境は語れない、と。
著者は、「水と緑と土は同義語」「水田はダム」との理論を提起したことでも知られ、日本における環境問題の草分け的存在。
「割り箸守って緑を守ろう」「スギ、ヒノキを馬鹿にするな」「失業対策も緑化だった」「自然を守るとは自然を利用すること、農林漁業を守ること」……。日本人の自然観を根本から問い直す、環境問題を考える全ての人に読んでほしい一冊。
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水と緑と土は同義語。最後は海に流れ出る。
その一連の流れを感じ取ることが、
あなたにとっての「環境問題」の第一歩になるかもしれない。
この本はそれを与えてくれる。文章がややこなれていないのが難点だが。
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