地球の限界があらわになった今世紀の日本は、政府の政策づくり、地域おこし、企業活動、市民生活などのあらゆる分野で、環境保全、破壊された自然の再生、省エネ、省資源、環境負荷の低減などに積極的に取り組み、持続可能な経済社会を構築していかなければなりません。すでに環境と経済の両立を目指す新しい実験が日本列島のあちこちで生まれています。21世紀の主役である地域社会、環境経営に意欲的に取り組む企業、地球益を行動原理に置く環境NGO、NPOがゆるやかなコラボレーションを組むことで日本は変わってきました。日本経済を環境再生というキーワードで紡ぎ直すルポを通して、明日の日本社会の最新の姿を描いてみました。
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環境問題に対する取り組みというのは、「これ」といった決まり切ったやり方があるわけではないと思います。各主体それぞれが自分たちのできることを思い思いにやって、それが総体的に環境への配慮となるのだと思います。そして、各主体の活動の良いところを良い意味で盗みあって、よりよい活動にしていくことが重要ではないかと思います。
そういう意味で前半部分に紹介されている事例は、環境の取り組みを拡大させるのに必要なことだと思います。
後半には経済と環境の両立に向けた具体的な考え方や手法が事例を交えながら書かれています。すなわち、環境と経済は反比例する関係ではないということです。
環境税導入の見送りなど、経済界では未だに環境と経済の両立が不可能であるという認識が多いように感じます。環境と経済は両立できるということを理論的かつ反証的に解説しているこのような本は珍しいと思います。
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