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一体誰がライラやウィル達の本当の味方なのか、誰のしていることが二人を、世界を救う為に有効なことなのか、そもそも二人のしていることは世界を救うことになるのか……。
今回の「琥珀の望遠鏡」と言うタイトルも、「黄金の羅針盤」や「神秘の短剣」と同様、なるほど、と読み終わった後に思わせます。
でも、だからといってタイトルが物語の全てを指し示しているわけではなく、タイトルに膝を打った後にも、まだまだ物語は続きます。
ライラの冒険シリーズの魅力は、登場人物達の持つリアリティと、それでいながら各人が、英雄譚の登場人物に通じる気高さを持ち続けている点だと思います。
ラストまで、一気に読み進ませます。上下を分けて購入してしまうと、上を夜中に読み終わってしまった場合、苦悶してしまうかもしれません。
前作までに大きく成長したライラとウィル。
そんな2人が世界を渡り、いくつもの難関を繰り抜け、その先に待つものとは?
ライラとウィルがしようとしていることが意味することは?
何が正しくて、何が間違ってるのか?
敵なのか味方なのか?
いくつもの世界で、さまざまな人たちがそれぞれの物語を綴っています。
でもそれは決して単独ではなくて、最終的には1つのことへ、
複雑に絡み合う。
宗教的なことも多少絡んできて、少し難しくなったような気もします。
だけどファンタジー特有のドキドキ感のおかげで、苦にすることなく読めます。
キリスト教信者の方が読むと少し違う印象を持たれるのかも知れないなぁとも思いました。
もちろん、無宗教者の私でも楽しめたし、そういうこと関係なく楽しめます。
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