藤井沢商店街シリーズ5冊目にして最終巻です。
「藤井沢」という町を舞台にしたこのシリーズ、ちらっと別の話のキャラが出てきたりはしますが、ストーリー的には独立しているので単品でも楽しめます。
けれど、今作の二話め(書き下ろし)で、今までのキャラがわさわさ出てくるので、通して読んできたファンには二倍楽しいかも。
お話は、幼なじみの二人が高校卒業後、別々の進路をとり離れていたけれど、故郷に戻り再会し、恋心を改めて認識する……簡単に言えばそんな感じです。
ありがちな話ですが、榎田さんの上手いセリフ回し、豊かな脇役の性格付けで飽きさせません。
シリーズ中、「歯科医の憂鬱」が一番よかったと私は思っていますので、板金屋・穂高&三和センセイのカップルをもう一度読めたのは嬉しかったです。
今作品の幼なじみカップルが選んだ道はちょっぴり意外で、後半はしんみりしちゃいました。
物語の最後って、もの悲しかったりするんですよね。