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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
理系の人を考える,
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レビュー対象商品: 理系白書 この国を静かに支える人たち (講談社文庫) (文庫)
日本における理系の人の生活や処遇について、赤裸々に書かれた本で、とても興味深いです。そして、この本の中では、まじめな理系人への応援が感じられます。特に、文系の人たちとの比較がなされていて、非常に鋭い視点で書かれた本です。文理の交流・融合についても触れられていて、この国が発展するための人材活用システムについても掘り下げられていて、とても示唆的な本でした。データもよく載せられているし、理系の人インタビューも載せられていて、とてもわかりやすくよくできた本だと思いました。理系の人も文系の人も、また、そうでない人も読むとためになる本だと思います。
19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
数字で測れるモノ v.s. 測りにくいモノ,
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レビュー対象商品: 理系白書 この国を静かに支える人たち (講談社文庫) (文庫)
文庫本になった機会に読んでみました。単行本刊行時(2003年6月)から約3年経ったわけですが、理系人間を取り巻く社会環境は3年経ってもそう大幅には変わっていないように思えました。(その意味で、この文庫本の「賞味期限」は切れてませんね) 同じ理系の世界でも、自分とは違う分野の世界の話は興味深く読めました。また良く知ってる分野の内容では「おっと、その先生は(匿名掲示板や噂で見聞する限り)そんなに奇麗ごとでは済まなさそうですよ(-_-);;」という御仁(約1名)も登場して、ややビックリしましたが。ともあれ、理系人としては他人事ではないため、数日で読了しました。読み終えて思うことに、「数字で測れるモノ」に拘る余り「数字で測りにくいモノ」への配慮が足りなくなってきているのでは、という風潮です。例えば、業績評価などは何でもかんでも数値化して評価する傾向が強くなりすぎる余り、数値目標達成のために行動が近視眼的になるということも…「内側から見た富士通〜『成果主義』の崩壊」(城 繁幸)という本で書かれていることも、決して他人事ではないわけです。数値目標を課す側も課される側も、「目標」を数値化することで安心してしまっていては駄目で、数字では測りにくいモノ(科学の審美眼、独創性、根気、愛情、協調性、倫理観、モラル...)にいっそう配慮が必要だと思います。昨今、話題になった研究者のデータ捏造・改竄騒ぎ/不正行為(研究費の流用など)を見聞するにつけ、「数字で測れるモノ」に固執したあまりに「数字では測りにくいモノ」がないがしろにされたのでは、と思わざるを得ません。(そういうわけで、まだまだ現在進行形の事態があるわけでして、その意味でも本書の続編を期待しております。あらゆる業界の【お役人様】にも読んで頂かないと!)
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
読んで、改めて気付くことが多い,
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レビュー対象商品: 理系白書 この国を静かに支える人たち (講談社文庫) (文庫)
私は高校時代に、故都筑卓司氏の「超常現象の科学」(ブルーバックス)で理系現象に目覚めました。大学は文系でしたが、宇宙とか素粒子とかの講義を取り、文系の講義よりよっぽど夢中になって聞いたものでした。この本を読んで、「そう言われてみれば…」と思い当たったことがたくさんあります。例えば、一般的に言って理系な話題で関心が高いものといえば、ノーベル賞くらいでしょう。でも、ノーベル賞自体に関心があっても、どういう功績が評価されたかまではよく分からない。あとはスペースシャトルとか人工衛星の打ち上げくらいかな。養老孟さんだって専門は理系なのに、ベストセラーになったのは文系な本でした。 ヒトゲノム解読で日本がアメリカに出遅れた大きな理由が「米大統領は科学補佐官を重視している」という記述に至っては、まったくその通りだと思うし、なんか悔しい。 そんなようなことを改めて考えてみた。この本を読んだおかげです。 NHKが時々、理系の良質な大作「NHKスペシャル」を作ってくれるので、見逃さないようにしています。
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