姉妹書であるIA/IIBとは,筆者が違うので別の本と考えるべきですね。この問題集はグラフを描かせてその面積を求めさせる問題が多数を占める一般の数学3Cの問題集とは違っています。あくまでも理論的な微積分の問題を多く採用しています(もちろん面積、体積を求めさせる問題もしっかり入っていますが)。しかしこれは考え方によっては正しいのかもしれません。なぜならば難関大学は面積、体積を求めさせる問題はあまり出さず、理論的な微積分を出してくることが多いからです。出来る人と出来ない人がはっきり別れて合否判断がしやすいから。だからこの問題集のみで微積分をマスターしようとは思わずに、この問題集と平行して面積を求める問題を扱っている問題集もやっていくのがいいと思います。ただこの問題集、解説が不親切です。問題がハイレベルな癖して解答が不親切。大学の理学部の人たちが勉強するようなレベルの高い豆知識が書いてあったりと、レベルが足りないと消化不良を起こして数学嫌いを引き起こしかねません。しかし、見慣れない問題に対処する力は他の問題集に比べてつくと思います。難関大志望者向け。